フランス人が英語をしゃべってくれないって本当なのかしら?~使えないバスガイド~

みなさま。あらためてまして、おはようございます。
本日も、お忙しい中Note をご利用頂きありがとうございます。

寒さがますます厳しくなる季節でごさいます。
二十四節気では正月5日より小寒と呼ぶそうでこざいます。
ここ京都は、山に囲まれた盆地であるため、冷気の逃げる場所がなく 下から、しんしんと冷えてまいります。
これを「京の底冷え」と申します。

この底冷えの京都を二条城へとご案内させていただきます
ガイドはわたくし、赤白の赤に、和歌山の子と書きま
赤 和歌子と申します。
どうぞよろしくお願いします。

🚍
観光バスにバスガイドはつきものだ。
たとえ、ドライバーがAIの時代が来たとしても、バスガイドはずっと人であって欲しい。

ところで、バスガールの歴史は1920年代にさかのぼります。
その頃の日本は女性が仕事につくと何でもガールガールとつけたガールところがあったそうで⤴️す。
ちなみにCA はエアーガールと言われ、1932年に登場いたしま⤵️す。


ハローガール(交換手)
マネキンガール(売り子)
円タクガール(タクシーをつかまえる)
ステッキガール(銀座ブラを同伴する)
リップガール(KISSを売る
エレベーターガール
バスガール(バスガイド)

そして、お気づきになりました?


エレベーターガールが絶滅した今、バスガイドこそが今も残る唯一の日本固有種ガールなんです。

これは是非とも保護していただきたいところですね。
もしなくなったら、私の老後の楽しみがなくなってしまいます。
今は大変な時期だろうけど、どうにか頑張って欲しい。
エールを送ります。



わたしには未来が見えるのです。老人会のバスで、和歌子婆さんが、
「わたしも、昔はバスガイドだったんじゃよ。」っていいながら近寄り、震災やらパンデミックについて昔話しをして、運転士とガイドに飴やガムやらお菓子をあげるのだ。
バスの中では寝て起きては何か食べて、次はどこかも知らないまま旅行する。
昔、木村ドライバーがこう言った。
「お前らなぁ。組合の仕事を嫌がるかもしれんが、歳をとって、この会社がなくなったら、どう思う?嫌やろ?」

今ごろ理解できましたよ。観光バス会社には頑張って欲しい。



そういや、ソフトクリームをいきなりくれるおば様とかいたなぁ。(いやいや。いきなり食えって。食べれないし、溶けるし、どうするのこれ?って結局食べたけど。)
今の世の中じゃ考えられないですよね?
そういう世の中に早く戻ってほしいなぁ。


ワシの孫の嫁にどうじゃ婆さんもいるよね。
そういうお婆ちゃんに和歌子はなりたい。

適齢期の孫がいなくても、言ってみたい。
よし、いまから、セリフを考えてみよう!

「ワシの孫の嫁にどうじゃあ。」
「お孫さん何歳なんです?」
「数えで43歳かの?嫁が40じゃ。」
バスガイド「‥‥‥‥‥‥」
グランマ和歌子「笑うところじゃ。まだ、ボケとらん。」

これがバスガイドがAI の場合。
「スミマセン。わかりません。」
「申し訳ありません。それはセクシャルハラスメントですか。」
とか、言われそうだ。(冷たいのう👵)

そうだ。お婆ちゃんとどうしゃべるか、バスガイドAIにプログラムする仕事があるなら、わたくしが監修しましょう。(まずないな。)
「そうなんですか?たいへんでしたね。」という相づちの入れ方。
そして、このフレーズを絶対入れよう。
「みなさま右手をご覧ください。一番長いのが中指です。✋」

👵「中指じゃと。どれどれほんまや!」(AIのサクラも必須だな。)

これでAIが笑いを取るとは、思えない。
よし、私が監修したプログラムは、使い物にならないから、
バスガイドはやはり人を育てよう。これで一件落着だ。


ところでバスガイドはアナウンスとつまらない冗談をいうだけが仕事ではない。本来は、車掌業務だ。
特に新人は車掌業務が多い。
時には海外のお客様を迎えて通訳ガイドが外からやってくる
きょうは、フランスからのお客様、VIPらしく駅のプラットホームまで迎えにいく。


🇫🇷客「ペラペラペラペラペラペラ」

和歌子ガイド「‥‥‥‥‥‥‥‥‥☺️‥‥‥‥‥‥」(極上満面のジャパニーズスマイル)

全く今日は使えないバスガイドだ。二条城もいちおう、旗をもって後ろからついて行く。私達の後ろには、日本人の団体客が続く、みんな静かに「鶯張りの廊下」を歩く。(歩くたびに小さくキュッキュと音がするんですよ)だから、静かに歩く。

すると、🇫🇷お客様が何か私に質問しました。

🇫🇷「ペラペラペラペラぺら」

🇯🇵和歌子ガイド「もう。何言ってるかわかんない。」

🇯🇵団体客「どっ!」(大爆笑)


これを緊張と緩和と申します。笑いの基本ですね。

よかった。使えない無口なバスガイドから、ゆかいなお姉さんに格上げだ。今日もゆっくり眠れる。

 このようにバスガイドは、知識だけではつとまらない。
回りの観光客まで楽しませるのが真のエンターテイメントなのです。絶滅させてはならないのです。


ところで、あなたは、「バスガイドのメッカ」ってどこだと思いますか?考えてみましょう。

東京?博多?京都?奈良?

チックタック チックタック 🕐





ぶっぶっぶー



正解は北海道です。


意外ですよね?
(私が独断で決めたことなので、知らなくて当然ですよ。クイズマニア バスマニアの方は気を落とさないでください。)

その昔、ピチピチ和歌子だったころ、「全国バスガイド集会」に参加する機会がありました。
新人のピチピチバスガイドからすれば、そのへんを暴走する集会より怖い集会だ。
バス会社の組合のバスガイドの役員が全国から終結して集まるのです。(どうです?震えあがるでしょ?)

女性の集会と聞いて一瞬でも鼻の下を伸ばした人いらっしゃいますか?
考えてみて下さい。鬼嫁が200人集まる集会だったらどうです?
太田光氏は奥様の前では無口になるんですよ。
明石家さんま氏くらいにならないと集会は楽しめませんね。
(あれ?伝わらないかな?)
ガイド集会に新人はまず参加していないのです。



当時、北海道のバス会社がホストをしたわけですが、お話を拝聴し、またまた震えあがります。

北海道は移動距離が長い。
どんだけ走っても県境すらない。
歴史が浅い。
北海道は自然を見せてなんぼだから、カラオケを置いていない!!ビデオも使わない。(なんですと⤴️!!!)
ジャガイモの話しを40分できないとつとまらない。!
(ジャガイモ博士かな?)わたしなら、眠くなる話しをわざとして寝かしつけてマイクをそっとおくだろうな。

もうね。北海道に足を向けて寝れませんよ。
北海道の修学旅行は、バスガイド次第というわけです。
必ず「マリモの歌」を覚えさせられると聞いたことがありますが、考えれば当然のことですね。

そして、北海道のAIバスガイドにマリモの歌を歌わせても、県境サヨナラのネタはないのです。

「さあ。みなさま、✋を上げてください。伸ばして。横にふります。京都府よサヨナラ。お車は大阪府に入りました。」

さてさて、楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。大変名残りおしゅうございますが、そろそろ伊丹空港に到着です。

山と山は出合うことはないけれど、人と人とは必ずまた巡り会う。どうぞその日までお元気でお過ごしください。

それでは、お忘れ物なきよう、足元に気をつけてお降りくだいませ。

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

赤 和歌子













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