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特技 面接 笑顔一本で世の中を渡ってきた和歌子の場合。

私の特技は面接だ。
(こんなものは、言い切ったもの勝ちだ。)

だけど実際に受かった後で言われたことかある。
「あなたが一番出来る人になると思っていたのに。」と

いやいや。こっちはそんなつもりはないんだけとな。
自分をアピールしたことはない。
私が面接官ならと考えただけだ。


私が面接官だったら、どんな答えが好きかなぁ?
と考えただけ。



私は、仕事においてたまには高得点をとるかもしれないが、
だいたい平均点くらいしかとらない。

客に親身になることはいとわないけど

仕事は楽な方が良い。



そんな私は数ヶ月前に久々にとある面接を受けた。
日本でいう所のイオンのような所だ。
食料 家電 衣料 薬局 ジュエリーショップ  大手コーヒーチェーンが入っている。わたしなら店長ならファーストフードショップをいれる所だが、ここにはない。その代わり最近寿司が入ってきた。

この国最大で老舗の巨大なチェーンスーパーだ。

私の経歴からいうと薬局意外ならどこでも、
成績75点くらいでやっていけるといいたいところだが、
それは母国の話。




問題は語学力だ。
この国では、せいぜい小学一年くらいとうことだろうか。
(リーディングもライティングもそんなもんだろうな)
スピーキングは問題ない。
(Hello とThank you Have a nice dayがしか言わないもん。会話力ってあんまり必要ない。重要なのは相手を理解する力だ。
数年前、朝いきなり声が出なくなったことがある。店番が出来る人間は私だけだったから、仕方なく「声が出ません。と張り紙をして」店にでたが、問題なく仕事をすることが出来た。)

しかし冷静になって考えるけどね
小学一年生程度の語学力でよく面接に行くよね?
でも、私はこの店で働くことに決めていたのだ。
不利なことが多いので面接に行く前に調べた。
まず、日本人はゼロだ。移民も見かけない。
(不味いな。)


次に、お店の歴史を調べた。
途中で買収されているのだけど、100年の歴史があり、
創業者の一人は移民だ。
(よっしゃ。)
何がよっしゃかわからんでしょうが、
企業の移民に対する姿勢って大事よ。


さすがの巨大チェーンなのでYoutube には面接を受けた人の話しがあがっている。
なんと面接は二回あるらしい。
(なめてたな。しかも電話面接だ。😭 やばい。無理。)
でも仕方ない履歴書は送っちゃったしな。
(履歴書も、適当にネット検索してコピー。)

しかし電話はヤバい。
私が相手の言っていることを理解出来ない可能性と向こうが理解出来ない可能性が高くなる。
不味いな、笑顔という唯一の武器さえ使用出来ないなんて😭

あの店で仕事する。って周りの人に宣言したのに。
(これ大事よ。後にひけないでしょ?)

誰かについていて貰おうと思ったけど、平日の昼間なので誰もいない。近所の教会の仕事をリタイアしたおばあちゃんに言ってみたが自分でやれと言われた。
その代わりに祈ってやる。といって祈られた。
(おばちゃんありがとう。いっ祈りって大事よね。
単なるパートのお仕事なんだけど。)



さて、面接の電話がかかってきた。

この若いお兄さんは、一日中、全国の一次面接を請け負っているらしい。そんなことが想像できた。
どんな人と面接したかなんてきっと覚えてないくらいに面接をこなしているような気がする。

私のテーマは決まっていた。
Honest だ。
正直。誠実。素直。

これは、店の経営者が従業員に一番に求めるものだと思う。
(だいたいのお店は、数々の従業員に騙され盗まれうんざりしている。)

そして、この会社の動画の中でも誠実さを求めているのは垣間見えた。


私が面接官の立場なら、志望動機とこんな時あなたらどうしますか?とか聞くだろう。
簡潔に答える。


そして、電話面接で質問の意味がわからない時には、
こう答えた。
「 I will be honest with our customers 」
(質問にマッチしていたかは不明)

そして、二次面接の案内が来た。

さて、二次面接は直接お店に向かう、
私は紺黒の無難な格好で向かう。
面接官は女性で金髪のストレート中年くらいだろう。
名をエリサという
とびきりビジネススマイルが美しい女性だ。

その笑顔が強い。Orz 


私は日本代表として、ジャパニーズスマイルを武器にやってきた。
このご時世マスクのお陰で戦闘力は弱まってはいるが、
それでも目からにじみでる人懐っこい笑顔。(たぶん)

実際に笑顔に関しては、たまに褒められる。
私は必要に迫られ笑顔のスキルをあげてきたように
思う、日本代表として浅田真央をお手本に生きてきた私。
(絶対うそやん。)


しかし、そんな、私を凌駕する強者がこの街にいたのだ。

それくらい彼女の絵がは素晴らしい。
数えきれない数の接客をし、
数々のクレイジーな客をなだめてきたであろう。 
プロ中のプロの笑顔だ。
ビジネススマイルなのに自然なのよ。

(私からすれば怖いくらい。
ヘビを前にしたカエルのような心境だが、
ぐるぐる巻かれてやろうではないか。)

質問に答えながら面接官エリサと私の笑顔の攻防戦が続く。


答えは、もし私が面接官なら、
という考えのもと答えてしまう。
質問文がやたらと長い。最後の3語に集中する。
やっぱりわからん。


難しい単語が使われている。
こちらが客なら、優しい英語を使え!と言ってやるが、
それが出来ない。


わからん場合は、答えも長くする。
(質問から反らしてしまうのだ。)

参考にする人はいないかもしれないが、質問の内容は、

志望動機
客が沢山きた場合の対応の仕方
今までの経験の中で、お客に対してよく出来たなあというエピソード。
今まで中で誰かにサプライズした時のエピソード。
将来の夢。

あと、意味がわからない質問があったが、いまだに不明。

英語力をカバーする為に、調子に乗って余計なことを言ってしまう。
①「へぇ。じゃあ深夜は今は募集してないんですか?」
(デリは、夜中の2時からのシフトが存在するらしい。
もちろん、超早朝に入りたくないから、その可能性を聞いたのだが、「早朝も平気。」みたいな顔で質問してしまった。)

②「今は、他に仕事はないからいつでも働けます。」
(それ。ただの無職やし。パートタイムでいいんだが。)

しかし、この受け答えが後で悲劇をうむのですが、

今日はこの辺で。

根拠のない自信って大事よね
赤 和歌子でした。















#就活について語りたい

とんでもないことでございます。