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【観戦記】張本VS石川も実現 卓球オールスター戦で感じた心意気

病気の流行は様々なスポーツに影を落としています。
例えば、バドミントンは10月に国際大会が予定されましたが、出場国の辞退が相次ぎ、来年に延期となりました。
一方でテニスなどはワールドツアーも再開し、北米、ヨーロッパでの大会が行われており、明るい兆しも見えています。
卓球はどうでしょうか…

卓球も11月からはW杯女子W杯男子の順でワールドツアーが再開します。
Tリーグの開幕戦は11月17日に決まりました。

そして、国内では2020JAPANオールスタードリームマッチが行われました。
ルールが超変則的、大会前に水谷、平野らも欠場するなどありましたが、
出場した選手、観戦したファンも満足したイベントになりました。

1部では日本代表とTリーグ選抜にわかれて、1ゲーム(11点)マッチが9試合おこなわました。
女子は石川、早田ら、男子は張本、丹羽などが試合をしました。
序盤は選手も緊張感、変則的で感覚もつかめず、ぎこちない感じでした。
ですが、試合が進むにつれて選手も雰囲気に慣れて、白熱した展開もありました。
しかも、1ゲームで勝敗が決まるのでスピーディで飽きさせないルールでした。
オールスターですが、試合は真剣、横で見ている選手は楽しそうに・・・というように、試合をしっかりやるというのも良かったと思います。

2部では日本代表が男子、女子に分かれて対戦しました。
ハンデがあり、女子は4点のハンデ、すべてサーブを持てるというルールでスタート。
1ゲームを女子、2ゲームを男子がとり、3ゲームは1点取ったら勝利というルールで、女子日本代表に軍配があがりました。
1点失うと選手交代というルールで、選手がとても楽しそうにやっていたのが印象的です。
卓球の場合、混合ダブルスで、女子が男子の選手の球をレシーブしたりとかありますし、全体的にも盛り上がったイベントでした。

当初は企画された関係者の方が進退をにおわすような発言もあったり、賛否両論があり大変だったと思います。
そういう中でおもいきったルールを採用し、ファンは寄付をして応援、選手も元気な姿を見せて…というように、日本の卓球に関わる人、愛する人の心意気が見られる大会になりました。

大会後の選手の何とも言えない表情が印象的でした。
賞金が出る大会でしたが、選手はすべて寄付することを発表しています。
今後はOBなども参加して顕彰したり、現役と混合チームを作って戦ったりだとか、盛り上がるイベントにしていってほしいですね。


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