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これからのこと

はじめてのnoteの記事で書くことかどうかわからないけど、今咲暁葉という人間の、これからのことについて、今思っていることを残しておきたい。


今咲暁葉(いまさきあきは)
1995年1月17日北海道うまれの関東育ち。
現在は東京を中心に舞台役者してる。

2022年3月、突然「あ、やるなら今な気がする」という直感に従って、演劇の世界に飛び込んだ。
学生時代も含めて演技経験はまったくない状態からのスタート。
ご縁を繋ぎながら、今日まで演劇の世界にいる。

▼ざっくり略歴
2022年7月、よいちマルシェにて売り子さん。
2022年9月に初舞台『HOCUS POCUS』にて観測者役。
2022年10月から2023年2月演劇WS、ACTHOUSEの7期生として学ぶ。
2023年3月 7期生公演『未確認飛行物体を確認しました!』櫻恭子役。
2023年5月に向けて演出助手のお仕事(公演中止)
 その他当日運営などのスタッフワーク

まったくの未経験だった私がこの2年間でここまで充実した日々を過ごせているのは、本当にご縁に恵まれてのこと。


さて、これからの話に進みましょう。

結論から言うと、演劇の世界で、できることをやりきりたい。

演劇の世界に骨をうずめる覚悟、みたいなものはないです。
でも、今の私には演劇が必要。
だから、この世界で今できることを全部やって、その先に進みたい。
”やりきってみたら人生のすべてだった”ってことはあるかもしれないけど、”演劇を人生のすべてにするために”この世界にいるわけではない。

少し前までは、「いわゆる社会人に戻る」か「演劇の世界に骨をうずめる」か、みたいな極端な二択が、まるで「取り返しのつかない人生の岐路」みたいな顔して私の心を揺さぶってきていた。

でも、そうじゃなくて。

お世話になってる方が、出逢ってすぐに「演劇は、懐の深い芸術」って教えてくれた。この時を見越していたのかどうかわからないけど、今の私に響く言葉だった。

人生を懸ける覚悟はないけど、演劇を必要としている今の私が、ここでできることをすべてやりたいという願望すら、演劇という芸術は受け入れてくれるのかもしれない。
…なんて、都合のいい解釈をした。

だからこれは人生を決定づける、方向を固定する選択ではない。
逃げだ甘えだと、頭の中のちいさな”固定概念”たちが騒ぐけど、上等。
今の私に必要だから、「演劇」の世界にいるという選択をする。

ここで登場するのが、
完璧主義の私と「やれることは全部やらないとね」という言葉。
大好きだから、たいせつだから、120%の努力がしたい。
全力で、この世界を生き抜きたい。


演劇は、27年間わからなかった「人生の楽しみ方」を教えてくれる。
舞台の上でシナリオに沿って行われる安心安全のコミュニケーションは、日常を生きる上で感じる怖さの正体を暴いてくれた。
(正確には、演技を通じたコミュニケーションすら怖かった時を経て、これから少しずつ舞台上のコミュニケーションに身をゆだねられるようになっていきたい段階)

人間が成長していく過程で、学校や家庭で経験して身につけていくであろう、自分の心理的安全性の確保やそのうえでのコミュニケーションの能力。
それらを、今ようやく、演劇を通じて疑似体験し、会得している。

私、演劇に出会えてよかった。この世界に飛び込んで本当によかった。
「やるなら今な気がする」という直感は、ここにつながっていたのかもしれない。
…まだもっと先の、まだ見ぬ点までつながっているかもしれないけど。

人生を懸けて演劇という芸術にすべてをささげている人がいることもわかっているし、もしかしたらそういう方々にとっては私は中途半端で、目障りだと感じられるのかもしれない。
でも、そこは、私だから。
この今咲、やると決めたらやる。中途半端で終わる気はない。
「やりきりたい」には覚悟を持ってる。
なにより、演劇が大好きだから、中途半端な自分がここにいることを私は許せない。

ここだけの話、今年5月の公演が中止になって、1か月寝込んだ。
演劇が好きで、舞台に立ちたい気持ちが膨らんでいるのに、舞台に関わるのが怖くて、動けなかった。これから先どう進めばいいかわからなかった。

そんな私に、お世話になってる方々が手を差し伸べてくれた。
そばにいて、話を聞いて、支えてくれた。
そんな時間を経て、私にとっての「演劇」の価値を位置づけることができた。これからの私の「演劇」との向き合い方を見つけることができた。

大好きな人たちのいる、このだいすきな演劇界で、今は生きたい。
どこにたどり着くのかわからないけれど、この海を渡り切ろうと思う。

自分のためだけじゃない。
今咲暁葉が舞台に立つ時を待ってくれている人がいる。
これはずっと頭の中にあった。
あなたがその時を待っていてくれるから、また歩き出せる。
ここまで読んでくれている、あなたが。

次いつとか、まだ何もないけれど、必ずまた舞台に立つ。
そのために今は、今だからできることを積み上げています。
経験や技術の未熟さを、努力で埋めてみせる。
次の舞台で、また成長した今咲に出逢ってください。


ここまで読んでくれた親愛なる皆さまへ。
感謝と愛をこめて、エアあきハグです。(ぎゅっ)

2023年6月8日3:45

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