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ぶじで、よかった!!…4歳長男、どこで覚えてきたんやろ。〜現代のYouTubeと50年以上前の絵本との共存〜


絵本で子育て、自分育て。
多くの方にお読みいただければ嬉しいです◎

さて先日、あやうく車をぶつけそうになり、
気持ちが落ちているところに追い討ちをかけるかのように
長男に、車がぶつかる話をされまくり。。。
…というのを、コチラ↓に書きました。

が。

つい最近。
長男がいつものようにトミカを走らせながら、
何か叫んでいる。

ブジデヨカッタ!
ぶじで、よかった!

…ん?
私「今、無事で良かった!!って言ったん?」

長男「そうやで。ここをこうやって曲がってな。
   ぶつからんように、いけてん。」

あら。
「無事で良かった」そんな価値観も、少しは身についたのね。

少し前までは、トミカをぶつけまくって、
救急車やらレッカー車やらを出動させまくって、
なんとも落ち着きのない遊び(笑)をしていたのに。

*****

それにしても、どこで覚えてきたんやろ。
「無事で良かった」
言葉も概念も。

私はあまり息子に向けて言った記憶はない。

…あ!
最近どハマりの、パウパトロールかな?

パウパトロールのケント(?)になりたい!!!
とか言ってたなあ◎

親の言葉がけが大事!!と日々頭をひねりながら
試行錯誤しながら息子たちとコミュニケーションを取り、
でも結局自分の機嫌とか体調とかでめちゃくちゃ言ってしまうこともありつつ、
たまーにうまくいきつつ、
一喜一憂の毎日。笑

でも子どもたちは、全然違うところで何かを吸収してくることも、よくある話で。

今回は、不本意ながら(?)、YouTubeに助けていただいたようです。

あんまり子どもの日常に溶け込ませるつもりはなかったYouTube。
が。今では、子どもたちはもうYouTubeナシでは生きられまい。。泣

私の方も、結構助けていただいております。

*****

さて。

ブジデヨカッタ。

…なんかどこかで似たようなことを聞いたな〜
と思いだしたのが、これ↓↓

ちいさいちいさいねこちゃんが、車に轢かれそうになるところがあるのです。

ひかれないで よかった!
本文より


この『ちいさなねこ』は、『ぐりとぐら』で有名な中川李枝子さんが
保育士をされていた頃、よく読まれていたそうで。

入園したばかりの見るからに心細げな幼い子をひざにのせて、私は内心、どういう子どもだろう──と観察しながら『ちいさなねこ』を開いたものです。絵本を見るとき、子どもが何気なく口にする言葉、物語や絵への関心ぶり、反応などから、その子の性格や育ちかたをのぞき見ることができます。
本・子ども・絵本 (文春文庫) 中川李枝子他1名  
子どもと絵本 4面白いことはわかること より


↑この本、読み返すとまたあれこれ書きたくなったけれど、
私のまとめよりも、小川洋子さんの解説の方が。

…この再会が幸福なのは、中川さんが子どもという存在を全肯定しているからだと思います。条件は何もありません。そこに子どもがいる。ただそれだけのことが尊いのです。中川さんの肯定の仕方は宇宙的です。どっしりとして揺るぎがありません。温かい両手に守られていながら、少しも窮屈ではなく、それどころか心はどこまでも果てしないところを旅しています。まさに、絵本を読んでもらっているのと同じ安らかさです。
同 解説(小川洋子さん)より

解説のタイトルは、宇宙的肯定。

子どもを宇宙的に肯定できるってことは、
人間全部を肯定できるってこと。

そういう人が素晴らしい絵本をたくさん書いてくれたから、
おかげさまで、楽しく子育てができている◎

*****

現代のYouTubeと、
50年以上前に世に送り出された絵本(『ちいさなねこ』は1967年刊行)とを、
家の中に共存させながら、

ちょっとちぐはぐかもしれないけれど、
ドタバタ楽しい毎日を過ごしております◎

*****

小さな幸せがあふれる毎日でありますように◎

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