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朝のリレー

カムチャツカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

先日親族の結婚式でハワイに行ったとき
(ああ向こう15年は行けないだろうな…)
5歳長男が時差について質問をしてきました。

地球がまわっていることはかろうじてわかっていても
まだ5歳。経度も緯度も計算も…

さて、どう説明するか。。

と、頭を抱えたときに思い出したのが、この詩。

この詩をもとに

地球の中で朝が順番に訪れていて
日本は早い方で
ハワイは遅い方なの。

と説明すると
長男も少しイメージがもてたようでした。
゚・:.。..。.:・’ * * ‘・:.。. .。.:・

小学校中学年くらいの教科書の見返しのところに載っていて
出会ったこの詩。

改めて読んでみると
とてもとても素敵な詩だな、と◎

地球上のみんなが連携し、協力しあっているような
力強さを感じます。

そんな世の中になればいいなという願いをこめて。

2024年。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

小さな幸せがあふれる毎日でありますように◎

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