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新卒企画職の採用基準できるだけ公開するよ〜2020ver

この記事は、『アカツキ人事がハートドリブンに書く Advent Calendar 2020』 の 2日目の記事です。 前回は小能さんの、「企業内人事アドベントカレンダーのススメ -やってよかった5つと、やっときゃよかった3つ-」でした。

こんにちは。アカツキで「企画職」と呼ばれている職種の新卒採用を担当しているあゆみさんです。
昨年もこの企画で、同じタイトルの記事を書かせていただきました。

ありがたいことにたくさんの方に閲覧いただきましたようで、とてもうれしく思っています。
今年は昨年からのアップデート版として、今年の企画職の人事面接において、特に重視しているポイントをお伝えさせていただきます。

※2022年版公開しました!(2022/12/23追記)


はじめに

昨年の記事にも記載しましたが、大事なことなので今年も書きます。

- 面接における「評価」は「主観」でしかない。
- 本当に客観的に判断するのであれば、適性検査や技術テストのみで判断する必要がある(実際にそうしている企業もあります)。
- そうしていない企業が多いのは、人間は複雑な生き物で、統合的な判断が必要だと考えるから。
例えば適性検査に「外向性」と「積極性」という2つの評価項目があって、それぞれ高い数値が出たとしても、それらを組み合わせて発揮する方法は人によって異なります。
統合的に判断することができ、可能性を最後まで探ることができるのが、人が判断する良さだと言えます。

ということで、「この記事に書いてあるとおりに自分は話したと思ったのに、不採用だった」ということも起こりえます。

また、今年は上記に加えて、もう一つ大切なことを追加します。
それは、面接はあくまで「その時点での」企業とのマッチングであり、選考が不採用だったかどうかは、その人個人の価値とは全く関係がない、ということです。
例えば大学受験は、試験の点数で合否が決まります。受験における試験の点数は、0点よりも100点のほうが、そりゃいいでしょう。もちろん企業の採用において、そういう領域もあります。
ただ、ほとんどの採用基準の項目は、「目玉焼きにかけるのは醤油派かソース派か」のようなもので、どちらが優れているというわけではありません。

「うちは醤油の会社なので醤油派であってほしいな」
「醤油派が多すぎるのでソース派を増やしたいな」
「むしろケチャップとか塩コショウとか、うちのメンバーにはいない好みを持ってる人がほしいな」

みたいなものです。過度に選考対策をしてしまうと、自分は本当は大嫌いなのに「ケチャップ派です」と言って会社に入り、我慢をしながらケチャップを食べ続けることになってしまいます。

良い例えだったのかよくわからなくなってきましたが、とにかくまずは、自分を知ることが大切です。自分の特徴はなんなのか、そしてその特徴が企業で活きそうなのかを、ぜひ見極めてください。活きそうだ、と思ったら、ぜひそれを面接の中でお話いただけると、すべての企業の新卒採用担当はとても嬉しがると思います。

今年の人事面接で特に意識していること

昨年の記事の中で、アカツキの人事面接の役割は「可能性探し」だと書かせていただきました。それは今年も変わっていません。
「この方のアカツキで活きるポイントはどこだろう?」
「この方が気づいていないけれどアカツキに合うポイントがないだろうか?」
最大限アンテナを張り巡らせながら、お話を聞かせていただいています。
今年はその「可能性」を、限られた時間の中で探り当てるために、いくつかの観点を人事メンバーと現場メンバーの双方ですり合わせています。
かなり詳細に言語化したので、そのままここに記載することはできないのですが、その内容は新卒採用のWebサイトに記載している、「大切にしている資質」に基づいています。

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これは、アカツキの企画職のメンバーが大切にしている資質です。
これらの資質は、アカツキの企画職メンバー自身も完璧なわけではなく、常に磨き続けなければならないものだと思っています。
今年の人事面接では特に、こういうことを常に考えたり磨いたりするのが好きな人なのかどうか、ということを中心に、お話を聞いています。

私たちはエンターテインメントを生業とする企業です。営利企業である以上、ビジネスとして成功しなければなりません。成功の確度を高めるためには、日々学び、積み上げ、一つひとつ、根気強く課題を解決していく必要があります。
そのためには高い論理性と課題解決能力、そして試行錯誤しながらやりきる力が求められます。

さらに、私たちはただの課題解決ではなく「課題を設定する力」が求められます。
エンターテインメントは「不要不急」。食べ物や住居と比べて、生きていくための緊急度は低いものです。だからこそ、「こんなものがあったら嬉しがる人がいるんじゃないか」「もっとこうなったらいいのに」といった、その人自身での課題設定が必要です。
これらは「好奇心」「違和感に気づく力」「感性」「信念」といった言葉にも置き換えられると思います。

そして、たくさんの人を巻き込みながら実現していく必要があります。


誰かに何かを言われたわけじゃないのに、使命感を感じて勝手にやりとげてしまったこと、ありませんか。
難しい課題であればあるほど楽しくなって、解き方を試行錯誤してしまうこと、ありませんか。
「どうして」「なぜ」と、すぐに考えたり調べてしまう癖、ありませんか。

上記のような人は、きっとアカツキ企画職と仲良くなれます。ぜひお話お聞かせください。

就活が大嫌いだった私だからこそ言えること

私は就活生時代、面接やグループディスカッションが本当に苦手でした。
面接を通過するために「御社が第一志望です」と言わなくてはいけなかったり、グループ面接で有名大学の人にしか話をふられなかったり、グループディスカッションでは特定の人が喋り続けるのを結局遮れなくて不合格になったり。私はアピールが得意な方ではないし、嘘もつけないし、うまく立ち回れずにたくさんの「お祈りメール」をいただきました。正直、良い思い出はあまりありません。
転職活動のときですら、量は違えど、似たような思いをしたことがあります。

それでもいくつかの企業から内定をもらえたのは、私に可能性を見出してくれた面接官の方々と、そして少しの運(タイミング)だと思っています。ご縁はなくとも、アドバイスをくれたり、励ましてくださった面接官の方もいらっしゃいました。
だからこそ、私も誠実に候補者のみなさんと向き合いたくて、この記事を書いているんだと思います。就活での嫌な思いをする人が、少しでも減りますように。課題ばかりではありますが、力を尽くしたいと思っています。

採用面接は、お互いに選び選ばれる場です。どちらかが一方的に決める場ではありません。
アカツキは、会社を「我慢して働く場所」ではなく、「プラットフォーム」だと思っています。機能に限りはありますが、メンバーが自由に使っていいのです。
そして、メンバー自身が自分の人生を最高にすることが、会社の成長にもつながっているというのを理想としています。
だからこそ、アカツキではない場所のほうがハッピーになれそうだなと判断した方に対しては、どれだけ優秀でもオファーを出しません。いまアカツキに興味を持っていただいている方にも、その観点で冷静にアカツキのことを見極めてほしいと思っています。

と、記事を書いていたところ、とても素敵な記事を拝見したので貼っておきます(共感!)

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イベントや面接でみなさんに会えるのを楽しみにしています。
みなさんの就職活動が、より良いものになりますように。

人事アドベントカレンダー
【 クリスマス限定 】株式会社アカツキの人事広報部に所属するメンバーが、ハートドリブン&思いのままに綴った記事を毎日リレー形式で連載しています。
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