耳を疑った言葉
どうしようもない悲しさ、悔しさ、怒りで涙が溢れてきたとき、どんな言葉をかけられたらあなたの心は救われますか?
私が10年の公立幼稚園勤務の後、認定こども園(もともと幼稚園教諭だった人、保育士だった人が混在している)へ異動になりました。
そこで行われていた保育の現状は
泣いている子どもに対して
「泣き止みなさい」
と我慢をさせる保育でした。
その言葉をかけている先生はもともと保育所での勤務歴しかない先生でした。
なんだこの違和感は…
「そうだよね。辛いよね。」
「悔しいよね。わかるよ。」
という受容の保育ではありませんでした。
その先生曰く
「その程度のことで泣いていてはいけない」
「自制させる力をつけないといけない」
「自分の言葉で伝えないといけない」
らしいんですが
涙を無理矢理引っ込めて、脅迫されるがごとく気持ちを吐き出さされ、相手もその先生の凄みに謝罪せざるをえず…
これ、子どもの心は安らいだのかな?
なんのための解決だ?事なきを得ただけだろう?
わたしの気持ちわかってもらえた
って、その子は感じられたのか?
どうしようもない気持ちって整理するのに時間がかかると思うんだ
涙が止まらなくても、それでもいいと保証されて初めて、自分の思いを伝えようって気づくんじゃないかな…
その先生の保育所の経験を否定するつもりはないけど
ちょっと考え古いよ
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