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光る君へ うろ覚えレビュー

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NHK大河ドラマ「光る君へ」についてのフリーダムなレビュー。
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記事一覧

「光る君へ」溜まりに溜まったうろ覚えレビュー前半《第15話~17話》

■第15話:おごれる者たち父親の兼家の後継者として摂政の地位を得ることもできず、妻にも子に…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第14話:星落ちてなお》

■乳母という職業前回の「うろ覚えレビュー」で、あたしは、失職した藤原為時の家に仕える惟規…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第13話:進むべき道》

■はじめに今回のお話では、前回からすでに4年の歳月が経っている。 4年て意外と長い年月な…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第11話+12話:まどう心+思いの果て》

■はじめに今回は、11話と12話が一緒くたの「うろ覚えレビュー」となってしまった。ということ…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第10話:月夜の陰謀》

陰謀の前半 「プレゼンテーション」安倍晴明のアップから始まった10話「月夜の陰謀」。 花山…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第9話:遠くの国》

遠くの国9話のタイトルは「遠くの国」。それは何を意味するか。 「鳥かごを出て、あの山を越…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第8話:招かざる者》

こまろのその後行方不明の野良猫になったと思われた、源倫子のペット猫こまろ。 薄汚れ、野性味をまし、スレた感じで都の散楽一座のところにでも居着いてしまったかと思われたが、全くそんなことはありませんでした。 8話ではしれっと倫子のもとに戻っていた。これがドラマというものです。 倫子はこまろについている紐をちゃんと持ってくださいね。 実は猫を追いかけ回しては、それがきっかけで藤原道長との結婚話が少しずつ進んでいる倫子。 すでに彼女は道長のことがまんざらでもない感じだ。道長の反応が

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第7話:おかしきことこそ》

本音で生きてる人々華々しく貴族たちが生きていた平安時代。身分の高い者たちは、戦国時代のよ…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第6話:二人の才女》

漢詩の会道長にとって「大きい方のお兄ちゃん」である藤原道隆。実は彼は大の酒好きで知られる…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第5話:告白》

直秀がかっこいいんだが。第4話でまひろは、五節の舞いの舞台の真っ最中に自分の母を殺した藤…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第3話:謎の男》

実資、朝廷の正義。藤原実資がいい味だしてきていて、観察するのが楽しい。 ロバート秋山の顔…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第4話:五節の舞姫》

花山天皇が突っ走る。ドラマですから。ギアをあげてきている彼が即位し、花山天皇となった。 …

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第2話:めぐりあい》

めぐりあい1 藤原道長とまひろ第2話というのは、第1話ほどのセンセーショナルさはなく、ど…

「光る君へ」うろ覚えレビュー《第1話:約束の月》

時代考証の倉本一宏先生まずは、国際日本文化研究センター教授の倉本一宏先生。この方が私が長く推している歴史学者の先生だ。藤原氏が権力の中心にあった国風文化の時代の男性貴族たちが残した日記を中心とする古記録と呼ばれる古文書研究の第一人者である。同時代に書かれた藤原道長の『御堂関白記』、藤原実資の『小右記』、そして藤原行成の『権記』などの最高権力に関わる者たちの記録の現代語訳は、歴史好きを魅了する。 その倉本先生が『光る君へ』の時代考証を担当されている。先生が発信されるSNSやウ