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戸田真琴さんの本を読んで素敵すぎて涙が止まらなかった話

戸田真琴さんのエッセイ。
あなたも、絶対気に入るはずだから読んでみてください。

とある方にそう言われて、その日に戸田真琴さんのnoteを読んで、本当だ、私この人の文章好きだ、そう思いました。
慌ててフォローして、noteを毎回読んでました。

それが私と戸田真琴さんの文章と私の出会いでした。


この間、Kindle Unlimitedに入って、色々本を探していたら、戸田真琴さんの本を見つけました。

「あなたの孤独は美しい」

という本です。

戸田さんの生い立ちや、色々な葛藤などをご自身で書かれている本です。

ずっと彼女の本を読みたかったので、この本をすぐにダウンロードしました。

今日は、この「あなたの孤独は美しい」を読んでみての感想をお伝えしたいと思います。
ネタバレが怖いので、ふんわりとした内容となっていますがすみません。


「あなたの孤独は美しい」。
この本を読み始めてみると、序盤から引き込まれました。


1番驚いたのは、私と彼女の生い立ちと、そして、生い立ちからくる葛藤が似ていた、、という点。

初めて、同じ葛藤を抱いてる人を知って、嬉しかった。

すごく嬉しかったです。

今まで、こんなことで悩んでるのは世界で一人だけだと思ってたのに。

今目の前のこの文章に、たしかに同じ悩みを抱いてる人がいる、、。
その事実が涙が出そうなほど嬉しかった。

どういう生い立ちとそしてどんな葛藤なのかについては、ネタバレにもなりますし、私自身も戸田さんの本を読んで確認してもらいたい...という思いがありますから、ここには書かないでおこうと思います。

ただ、本当に、戸田さんの生い立ちから来る葛藤に対する文章に、共感の嵐でした。


読み進めていくと、彼女の痛々しい思春期にシーンが移りました。

痛々しい。

言葉に表すのであれば、その一言でした。

戸田真琴さん自身の、その当時の心の痛みが伝わってきて、読むのが苦しかったほどです。

そうして、私は久しぶりに、思春期のあの頃、悩んでいたことを思い出しました。

不登校で学校に行けなくなるまでの葛藤。
苦しみ。 
辛さ。

そんなものが、蘇る感覚がありました。

本では、いじめとか、恋愛とかそういうものへの思春期当時の、戸田真琴さんの葛藤が書いてありました。

その赤裸々な文章に、涙がずっと溢れてました。

完全に忘れていた、冷凍保存されていた思春期の頃の感情が、溶けて解凍されて、じわじわと私を包み込む感覚がありました。

あの頃こんなに苦しかったよなあ、こんなこと考えてたよなあ。と。

リアルにあの頃の感情が湧いてくるのは...本当に不思議でたまりませんでした。

同時に、あの頃あんなに頑張って苦しみに耐えていたのに、忘れちゃってごめんね、と中高時代の自分に少し申し訳なくもなりました。

思えば、思春期ってすっごく残酷で苦しいんですよね。

あの頃の自分にすごく久しぶりに再会できたような、そんな感触がありました。


読むのが途中から苦しくなって、涙が止まりませんでした。
声を上げて泣くくらいでした。

人に「そんなに泣くなら読むのやめてた方がいいんやない?」と言われつつ、でも読み進めたくて一生懸命読んでました。


結局、人に心配されたけど、泣きじゃくりながら本を読み終えました。

こんなに泣いて泣いて文章を読んだのは、初めてかもしれません。


ひとつひとつの文章が宝箱の宝物のように、キラキラ輝いているようなそんな綺麗な文章でしたし、読みやすいし、私が大好きな世界観の本でした。
あまりにも私の好みの本でした。

彼女の文才に拍手を送りたいし、それから、あの思春期の時の気持ち、痛くて悲しくて辛かった気持ち、その気持ちを思い出させてくれたことが、すごく嬉しかったし、ありがたかったです。

戸田真琴さんは、有名人ですし、私の声なんか聞こえないと思いますが、本当にありがとうございます、って伝えたいです。

なんだか今日の記事は、ぼんやりとした感想になってしまいましたが、、。

とにかくすごく好きな作品でした。
皆さんもよかったら読んでみてください。


あと、私も彼女のような綺麗で素晴らしい人を動かす文章を書けるようになりたいな、と新たな夢ができました。

戸田真琴さん、私に勇気や希望や...色々なものをくださり、本当にありがとうございます。
そして、最後に、私に戸田真琴さんという素晴らしい才能を持った文筆家さんを教えてくださった方も。本当にありがとうございます。


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