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散文集「アカリヲトモス」

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詩よりも長く、エッセイよりも短い、ジャンルに当てはまらない「想い」を散文と呼びお届けします。
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#詩のようなもの

小説が泣いていた【散文】

小説が泣いていた【散文】

自分の悩みに対して
結論が出ている人は
小説を書ける

何かに強く捉えられて
心を侵食されたなら
空色のラムネがペンとなって
くるくると書けてしまうんだろう
その小説を

意味深いまぁるい空間を
言葉が満たして
涙のような成分の凝縮された
読み物となる

心の中
読んだ物は広がり
宇宙を染める 
それはきっと
答えに等しいような
「慰め」や「希望」という光を
与えられた印で
ショックと共に温かな温

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