控えめに言って最高だった「韓国デート」の思い出を写真と共に振り返る。
3年前の今日、私はひとり、韓国の仁川国際空港に降り立った。
今の旦那と韓国の首都、ソウルでデートした時のこと。
その当時、私も彼も日本に住んでいたため、旦那の母国でデートするのはその時が初めてだった。
旦那が一足先にソウル入りしていて、後から空港に着いた私を「よくここまで来たね〜!」と抱きしめてくれた時のことは、今でも忘れられない。
実は、その時の写真があまり残っていない。
というのも、当時はまだ付き合って半年。今より何倍も初々しくて、韓国の風景をカメラのファインダーごしに見るよりも、横にいる彼と肉眼で同じものを見て、感情を共有したかった。
当時の彼にとって、私とのデートは難題だったようにも思う。なぜなら、彼女は韓国にそこそこ行き慣れていて、有名な観光スポットは行き尽くしていたし、彼自身あまり行ったことのない「音楽スポット」に行きたい、という私のオーダーに応えなければいけなかったから。
結果、彼は見事に私のオーダーに応え(お願いしたつもりはないのだが)、私はこの旅行以降もずっと彼と一緒にいたいと思えた。
数少ない写真と共に、
思い出を振り返ってみたい。
ソウルに到着して、最初に入ったホテルの近く(マゴク)のマッコリ専門店。私がマッコリが大好きだったので、探しておいてくれたみたい。
記念すべき最初の一杯をゴクリ。
翌日、私が「ジャージャー麺が嫌い」というのが聞き捨てならない!と言って連れて行ってくれた「香港飯店」。料理研究家のペク・ジョンウォンさんが展開する、リーズナブルで美味しいと有名なチェーンだ。
私は、釜山のとある韓国中華のお店で食べたジャージャー麺が口に合わず、自分はジャージャー麺が嫌いなんだとずっと思い込んでいたのだが、ここで、いとも簡単に私のジャージャー麺嫌いは払拭されたのであった。
これは、梨泰院の小高い丘の上にあるMmm Recordsというレコード屋さんの屋上から見た景色。ソウルの街を一望しながら、私がいかに韓国のディープな音楽が好きなのかを語ったなぁ。
この時ちょうど日本は台風で、家の近くの避難所に逃げた妹から電話がかかって来たのを覚えている。妹の無事がわかって安堵のため息をつく。
台風を避けてきたかのような私たちは、ソウルでのんびりと秋晴れを堪能。
この写真は、音楽好きの間で人気のジェビダバンと呼ばれるライブバーの入り口。
看板名を読める方は「あれ?」と思うかもしれないが、昼は「ジェビダバン(つばめ茶房)」、夜は「チュイハンジェビ(酔ったつばめ)」に名前が変わる。
韓国で食べたイタリアンも最高だった。
私が常々イタリアンが好きだと口にしていたので、事前にお店を調べてくれてたみたい。
そうそう、私たちは大胆にも同棲せずに籍をいれたのだが、旦那に「どうして私と結婚したいと思ったの?」と聞いたら、「それなりに長い日数旅行に行っても、全然ストレス感じなかったから」って言ってた。
手を繋いでソウルの街を一緒に歩いたあの道が、
ソウルに来たら連れていきたいと思ってたというサムギョプサル屋さんで、分厚いジューシーな豚肉を食べて「美味しい…!!」と笑顔で叫んだあの瞬間が、
私たちを強く結んでくれたのだと思うと
何気なく過ごした時間の一つ一つが尊くて。
絶対にその時の楽しかった感情を忘れまいと、
時々カメラロールを見返している。
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