苦痛の先に
私は、社内の一環の活動で、部活動を行っている。
その活動が、私の気持ちの中で、わりとかなり限界に来ている。
有難いことに、今の会社に入社することになったのは部活動がきっかけだ。
大学で音楽を専門に学んでいて、大学の教授づたいに、部活動のレベルを上げたいため、指導する立場として来てくれる人材は無いかと話を頂いた。
教授が推薦してくれたのが、私だった。
教員採用試験に落ち、一般就職するか、臨時採用で教員をするか、他の道を模索するか悩んでいた時だった。
正直その時は、楽器をこれ以上続ける気持ちは無かった。が、音楽は好きだ。これからも上を目指し続けられるのなら、有難い話だなと思い、試験を受けたら合格、即採用となった。
今年で4年目。
私は、もっともっと上のレベルを目指したいのが本音だ。
働きながら音楽を続けさせていただける環境だし、良くしてくださる方ばかり。
人間関係にも恵まれている。
感謝をしてもしきれない。
しかし、音楽については、誰一人、分かり合えたことが無い。
それが、とても辛い。
私の良くないところは、気の向かないことはとことん疎かになってしまうこと
今の部活にいることも、用事があるにしても部活に来いと催促の連絡が来ること、連絡ひとつすること、あなたが必要だと言っていただけること、あなたに部活のことを理解してほしいと言われること
その全てが、苦痛で仕方ない
私のだらしの無い面、部員の気持ちを理解出来なかった面、独りよがりになってしまっていた面、不快な思いをさせてしまったこと、全ては私の責任。
本当に、本当に申し訳無く思っている。
いくら謝っても、謝りきれない。
だから、言い訳もしない。言われたことに対しては、頭を下げる。Noと言わない。悪口、不満を漏らすことは一切していない。
しかし、私かやりたいのは音楽だ
音楽を真剣にやってこその部活だ
だから、私を呼んだのでは無いのですか?
私がここに仲間入りさせていただこうと決めた理由は、仲間同士で慰めあいをするためでも、皆でわいわいするためでも、仲間同士で話し合ってレベルを上げていこうなんて生ぬるいことをするためでもない。
音楽をやりたかったから。
アマチュアだけれど、真剣にレベルを上げたいからぜひ来てほしい
その言葉を信じてここに来たのに
4年目になっても、それは変わらなかった
変わるだろうとか、変えようとしていた私が間違っていた。
私が、愚かだった。
変わってとは言わない。それはエゴだ
変わらないと分かった時点で抜け出すべきだった、私の判断ミス
迷惑を掛けない最低限度の目処がついた時点で、抜け出そう。
この先、もっとベストな環境を求めて。
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