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50代にして初めて自分が発達障害だと気づき、これまでの半生を答え合わせできて心からほっとした【女性ASD・自閉スペクトラム障害】

いやー、気づいてみると、なぜ今までわからななかったんだ! って、不思議なくらいなんだけど。この年になって初めて自分の発達障害に気づいた。
検査を受けたわけではないんだけど、あちこちのチェックリストやASD YouTuberさんたちの動画見ていても、特徴的なものはほぼほぼ当てはまってるので、間違いない。

年齢を重ねているので、若いときほどは生きづらさはなくなってきているし、経験を得て「ふつうっぽく」することも多くなってきてるので、もうこのまま生活していくこともできたのだろうけど。つい先日、「どうしてワタシはこうなんだ!?」っていう出来事に遭遇し、あれこれ検索しているうちに「ASD」に行き当たったという次第。

長年の疑問、苦悶、生きづらさがぐわぁぁっと溶けて、下水の向こう側に流れていった感覚。ずっとずっと、がんばらなきゃって思ってたからね。もうがんばらなくていい。そんな免罪符をいただいたような感覚になったのです。不思議だね。「なまえ」が手に入っただけなのにね。

女性のASDは男性よりもずっと少ない、との情報があるけど、ほんとうにそうなんだろうか? 女性はホルモン的に社会性を備えているし、気づかれにくいだけなんじゃないだろうか? いまの時代はこうしてすぐにググって文章にしても動画にしても情報がいっぱいだし、「なまえ」もついているからいいけど、わたしくらいの年代の人たちの若いころは概念そのものもなかったし、調べるのも困難だったし、「そういう性格、気質」ということで片付けられてなかっただろうか。ADHDだと行動に現れるからわかりやすいけど、ASDは内面のものだからことさらわかりにくい。

わたし世代、40代、50代、60代の女性たちで、生活してきてはいるけど、なんとなく人と違うとか、生きづらいなあという感覚を抱えている女性たちに届くといいなぁと思って、ブログを綴っていくことにした。まず今回は、つい先日のADSの特徴を象徴したできごとから。

少人数の打ち合わせでまったく話せない

とあるオンラインコミュニティに入ってるんだけど、そこで興味ある話題があり、それについて意見を出しあっていくZoomミーティングがあった。わたしを入れて4人。みんないい人たちだし、なんでも話しやすい雰囲気。それなのに。わたしは、ほぼなにも話すことができなかった。

昔から雑談は苦手だった。雑談というか、フリートーク。特に、人数が多ければ多いほど、6人以上になるとなにも言えなくなり、「貝」になる。

なにか意見とか言いたいことがあったとしても、「いつ」しゃべっていいかわからない。だれかがしゃべってるから今じゃない。言いたいことが出てこないこともある。アタマ真っ白。とりあえず、にこやかに「うんうん」とうなずいておく。でも、話の内容に興味がもてないと、徐々に上の空になっていく。うなずきながら、頭の中はちがうこと考えてる。人数が多いときはいいけど、少人数でもそうなることもある。ぼーっとしてる感じ、なのかもしれない。

けっこうがんばっていても、そうなる。がんばると疲れる。「いつ話そう」「どう話そう」「話が途切れないなぁ」「ああ、この人いいこと言うなぁ」「わたしもいいこと言わないと!」って謎の圧力を自分でかけまくってる感じ? でも、それもいつしか途切れ、聞いているはずなのに聞こえなくなってる。・・・あーわたし、ほんとにしゃべること、そして聞き続けることが苦手だ。

Zoomが終わってから、ふと「調べてみよう」と思って、あれこれ検索した。そうしたら「ADS」の言葉にたどり着いたのだ。

「え、わたし、自閉スペクトラム障害? 発達障害? わたしが???」って感じて最初、信じられなかった。でも、調べれば調べるほど、その特徴のほとんどが当てはまってる。

最初はめちゃくちゃ混乱したけど、しばらくたって、ほっとする自分がいた。あー、よかった。発達障害だったんだ。がんばる必要もないんだ。だって、元からのポンコツだから♡

ということで。YouTubeでしゃべる勇気は今のところないので、こうして引き続き文章で綴っていけたらと思っている。






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