七十二候を知っていますか?
最近季節を感じてますか?
と聞かれると、
Yesと即答できる人がどれくらいいるんだろうか。
実は暦の上では明日から冬なんです。
知らない間に秋はやってきて、そして去ろうとしています。
なんだかイケメンの旅人のような秋。
紅葉を残して去ってゆく、秋。
思い返すと、昨日くらいから
朝の空気の冷たさや
空の青がスーッとしてる感じだったり、
実家の畑で大根が育ち始めてたり、
虫たちも冬眠の準備か、あまり見かけなくなったような、そんな気がします。
ついこの間まで、気合入れて上着を着ると
外が暑くて暑くてたまらなくなったり、
でも夜になると寒いなぁなんて思いながら
電車を降りたり。
秋かあ。なんて思っていたのは束の間。
人肌恋しい冬の季節がやってきます。
...なんて言いたいところですがあまり縁はなく。
...。
泣きたい気持ちを堪え、
今年の冬も寒さに耐えましょう(真顔)
さて、そんな季節たちを表現している
「七十二候」
という考えがあるのを知っていますか?
1年を七十二に分けて、
ひとつひとつに、その時に感じられる
季節の表現を表した考えです。
春夏秋冬は一年を四つに分けた物ですよね、
立春や立冬などは四季を六つに分けて二十四つに、
七十二候はその二十四をさらに三等分して七十二、というわけです。
内容はというと、
桜が咲くこと、蛙が鳴き始めること、
苗が育っていくこと、蛍が生まれること、
雷が鳴ること、燕がやってくること、
水が凍り始めること……などなど。
五日に一度かわる一侯一候は、
昔からの日本人の心そのものです。
このひとつひとつを知るだけで、
忙しい時間の中で立ち止まるということ。
そして自然に身体を傾けるということ。
それを楽しむ心の余白の大切さ。
なんかを感じられるわけです。
だからその気持ちをあなたと共有したいわけです。
ちなみに今日までは「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」
明日からは「山茶始開(つばきはじめてひらく)」です。
今日はこんなところで。
明日の朝、少しいつもより感覚を使って
冬を感じてみてください。
其れでは、また明日。