小さな後悔
ついさっき、家から数駅離れたところにあるA駅に定期券を更新しに行った。
すると、見覚えのある感じの人を改札で見かけた。というより、後ろ姿がどう見てもBさん(女友達)である。
話しかけようと思ったけれど、茶色いコンビニの袋を持ってメガネとマスクをしていたので「ちょっとだけコンビニ行ってきてもう家に帰るよ感=誰にも会わないつもりで外出していた感」がすごかったので、(今話しかけたら嫌がるかもなと思い)結局話しかけなかった。
でも、今めっちゃ後悔している。あー、話しかけたら良かったな。だって喋ってたら絶対楽しかった。
こういう小さい後悔を頻繁にしている気がする。
小さい後悔ってなぜしてしまうんだろうな。
「受験する大学あっちにしとけばよかった」とか、「あの時の挑戦はしない方がよかった」みたいな大きい後悔はあまりしないんだけどな(よく考えて選択してるから)。
「道ですれ違ったあの人に声をかければよかった。」とか、「あの時になんでああいう返しをしちゃったんだろう。」とか、日常の中の小さい後悔はしてしまう。
たまに「後悔のない人生を送ろう!」と声のボリュームを大にして言う人がいるけれど、僕には一生かかってもそんな人生は送れないと思う。だって、日常での後悔って避けるの難しいでしょ。
目の前の人を思えば思うほど、不適切な発言をしてしまうことも、空回りしてしまうこともある。「お!久しぶり!」という一歩が踏み出せない時もある。
どうするべきか考えたいから「時間ストップ!!!」と言って、周りの時間が止まるような魔法も使えない。
小さな後悔に突然出会ったり出会わなかったり、あの時の小さな後悔から学んで行動してみたり行動しなかったり、小さな後悔をすると分かっていても言いたいことを言ってみたり言わなかったり、そんなこんなで今日も生きている。
そういえば、A駅ってBさんの最寄駅なのかな。そんなことも知らないや。
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