杏の“はしり”
家庭果樹園の中で一番手にとれる杏がついに収穫期をむかえました!
2ヶ所の畑にそれぞれ2本ずつ計4本もあり、しかも今年は豊作でたくさん実りました。一方の畑のは大粒で樹も大きく、もう一方は小粒です。これはりんごにもみられている特徴なので、園地の土壌の影響なのかと思います(さっき気づきました)。
まずは小粒のほうが黄味が強めのオレンジに色づき、太陽の光が当たると輝いて見えてとてもキレイです。
実は小粒のほう、同じ樹にどうやら違う品種がくっついているようで全く違う見た目の杏がなっています。前の園主が接木したのか、突然変異か、真相は闇の中…。
試しに齧ってみたらまた早いけど杏の味はしていました。
小粒は青実をシロップに、完熟果は梅干しを祖母と一緒に作る予定です。
大粒はまだ少し黄がかってきたばかりなので、あと1週間ほど様子見します。
ちなみに食べ物には「旬」というものがあり、これは言わずもがなその食材が最もとれてしかも美味しい時期のことです。
その「旬」がさらに3つに分かれることを知っていますか?
まず採れ始めの頃を"はしり"、一番量が取れて味ものっている頃を"さかり"、旬が終わる名残惜しさを感じながら食べる頃を"なごり"といいます。
今うちの杏は"はしり"が始まったということですね。
うちの杏は樹によって熟すスピードが上手くずれているので、同じタイミングで青実と完熟果がとれるし、旬も長く楽しめます。
さらにこれからは色んな果物が収穫できるようになるのでワクワクでしかたありません。果物がある生活っていいなと思います。
以上、家庭果樹園からの報告でした!