見出し画像

akaneおすそわけ郵便 第十八回「求む、〆切。」

私は、仕事の予定を立てるのが苦手だ。自営業としていかがなものかと思う。

〆切があれば、それまでに企画を立てるし、原稿も書く。

会社勤めの時には、集中力に感心されることが度々あったが、それは〆切が決まっていると何としてでもそこまでに仕上げようとして頑張るから。

然るに、今は仕事の予定を立てるのは私。自分一人で開催するワークショップでも、母と一緒に開催する教室でも、私が開催日の予定を立てないと始まらない。

計画性がないのかと悩んでもみるが、〆切さえ決まっていれば、前倒しでスケジュールを組んで実行することは出来る。

はたまた、決断力がないのかと云うと、寧ろ、決断が早すぎて周りに驚かれる始末。

この一ヶ月間、来年の仕事の予定を考え続けて、頭がしゅんしゅん湧き立っている。

いっそ、手帳を火に炙ったら、蜜柑の汁で書かれた予定が現れるとか、どうだろう。

突然、神様が「何月何日にワークショップをやると、必ずや幸運が訪れるであろう〜。」であるとか「その日にやらないと、天罰が下るぞ〜。」であるとか、ご託宣をくれたらいいのに。

そう嘆いていたら、母に「でも、〆切があったらあったで、ストレスだって言うよね。」と指摘され、まぁ、それもそうなんだけどー。

なんて言うんですか、私が心安らかに過ごせるペースで〆切と云うか仕事の予定が欲しい、それですよ。

じゃあ、そのペースを一番わかっているのは自分だよね、と云うオチになってしまい、如何ともし難い。

今日は、お墓参りに行ったのだが、こんな感じで心晴れ晴れとせず。

このスッキリしない感じをおすそわけして、一日を終えよう。


【今日の一枚】モヤモヤ感を表してみました。

【akaneおすそわけ郵便】は、大橋あかねが三十年以上かけて集めたポストカードに、自分の日常や愛するモノについてなど、その日の気分で書きたいことを書いて郵送でお届けすると云う企画です。こちらは、そのnote 版。今日もおつきあい頂いて、ありがとうございます。何だか、傍迷惑な終わり方ですみません。

(C)akane ohashi 2019

毎日、書く歓びを感じていたい、書き続ける自分を信じていたいと願っています。