おすそわけ日記 90 「ラインの下にある想い」
今まで書いた詩を詩集『ひざまずく光』としてnoteの有料マガジンにまとめた。
詩人になりたかった私を思い出したのは二年ほど前。もっと巧い人がいるからと云う言い訳をやめて、ただ書きたい想いに身を任せて言葉を書き留め、ブログとFace Bookに投稿した。
それが昨日のnoteの作品で二十篇になった。noteに発表した詩にスキやコメントを頂いたのが嬉しくて、また一歩踏み出してみたいとマガジンを作った。
有料にするのは、勇気が要る。
誰も買ってくれなかったらとか、買ってもつまらなかったと思われたらとか、幾つもの不安が頭に浮かんだ。
でも、書きたい私が居たように、お金を払って読んでもらいたい私が居る。
「私は、私の願いに敬意を払おう。」
そう決めて、はじめて有料マガジンを作る作業をしたら、ワクワクする発見があった。
有料マガジンに入れる記事を公開する時に「このラインより上のエリアが無料で表示されます。」という一文が表示される。ラインの位置を自由に変えることが出来るので、どこまで無料で文章を見せるか自分で決められるのだ。
どこで区切ろうと悩むことに心躍る。
「ラインより下にある想いを受け取ってくれるのは、私の詩にお金を払って読んでくれた人。」
そのことに、鼓動が跳ねて泣き出しそうになる。
マガジンを作ってすぐに購読をしてくださった方が居て、嬉しくて有難くて、心に歓びの灯りが灯った。
「私の願いと勇気と敬意を受け取ってくださって、ありがとう。」
ラインの下に、抱え切れない程の愛と感謝を込めて。
【今日の一枚】詩集『ひざまずく光』マガジンの見出しに使ったお気に入りの写真です。ブーケの影になった部分のせいで一部モノクロに見えるような感じが好き。
今日もおつきあい頂いて、ありがとうございます。
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