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詩集「ひざまずく光」

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子供の頃に願ったのに叶えなかった夢が詩人だったことを思い出し、詩を書くようになりました。「ひざまずく光」と云う題名は、夢で見た、光の一字が膝を折る様にしている姿から命名。愛につい… もっと読む
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#愛

「ひざまずく光」第二十三篇 ほんとう

心が戻る 終えた愛に 想いが戻る あの夜に

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「ひざまずく光」第十八篇 春が来る。

「会いたい」が春なら

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「ひざまずく光」第十六篇 無題

いってきますと 出かけたひとが ただいまと 帰ってくる

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「ひざまずく光」第十五篇 茜の兆し

あとすこしで 茜に染まる

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「ひざまずく光」第十四篇 窓の先に在るもの

母は窓だ 私にとって 母は 世界に開く窓

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「ひざまずく光」第十一篇 雲間の月

雲間を 泳ぐように 月が

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「ひざまずく光」第八篇 今日と云う日

今日は 世界でいちばん愛しているひとが うまれた日

「ひざまずく光」第七篇 生きる

愛のために生きている

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「ひざまずく光」第六篇 愛する人の居ない場所で

愛する人の居ない場所で 私は愛に触れている

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「ひざまずく光」第五篇 心の辿る時間

たとえば 穏やかに降る雨の音 噛みしめた食事の豊かな味わい その余韻に重なるお茶の清らかな…

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「ひざまずく光 」第三篇 想いの重ね

何故、想い出を重ねるのだろう 透き通った絵の具を筆で置く様に 一刷毛ごとに、色が増す

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「ひざまずく光」第二篇 木馬の先に

私は手を振る 木馬に乗って 回る輪の外の 愛する人に向かって

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「ひざまずく光」第一篇 愛と言葉

心からの望みがわからなくて 死んだ様に生きている 絶望はない 寧ろ、片隅に歓びすら在るかも…

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