詩集「ひざまずく光」

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記事

「ひざまずく光」第二十二篇 彩る

人が一本の 色鉛筆だとしたら ワルツを踊るように

「ひざまずく光」第二十一篇 糸のふるえに

気づかぬ内に 恋をしている 誰も知らない 恋をしている

「ひざまずく光」第二十篇 茜のまえに

まだ 空が青さをとどめているうち ビルの合間を縫う 射る様な光の矢

「ひざまずく光」第十九篇 雨の日

静かに降る 雨の日が好き

「ひざまずく光」第十七篇 絶えることなく

自分のかおりを増す香水 それを身にまとった瞬間

「ひざまずく光」第十六篇 無題

いってきますと 出かけたひとが ただいまと 帰ってくる

「ひざまずく光」第十五篇 茜の兆し

あとすこしで 茜に染まる

「ひざまずく光」第十四篇 窓の先に在るもの

母は窓だ 私にとって 母は 世界に開く窓

「ひざまずく光」第十三篇 無題

書くことが生きることだ