心境の変化
初診から今日でちょうど1年が経った。
この1年はけっこう辛かったし色んなことが起こった。
双極性障害と診断されたこと、休職、躁状態の散財による借金、愛犬の死、祖父母の死、復職、離婚、自殺未遂、入院、転職、etc...
こうやって並べてみると本当に色々起こり過ぎだったな。。
最近気持ちの変化を感じる。
双極性障害であることが良い意味でどうでもよくなった。
最初の頃は双極性障害と診断されたことがかなりショックだった。
「でもまずはこの事実を受け入れなきゃ!」と思い、必死に受け入れようとしていた。
この病気に関する本を読みまくり、鬱や躁の引き金になるようなことは避けるように意識していた。
「自分は今大丈夫かな?鬱になってないかな?躁になってないかな?混合状態じゃないかな?」といつも自分のことを気にして神経を尖らせていたように思う。
でも最近は前ほど気にしないようにしている。あえて。
なぜなら常に鬱や躁の引き金になるようなことを避けて生活していたら人生が本当につまらなくなりそうだなと思ったから。
この1年間自分の内面ばかりを見つめ過ぎて少し疲れた。
症状は出てくる時は出てくるし、どうしようもない時はどうしようもない。
症状が出ないように頑張っても出てくる時は出てくるし、そうなると余計に辛くなる。
だから最近、少し意識を外に向けるようにしている。
症状とは違う多少の気分の波はいつでもあるだろうと思い、「これ鬱かも?」とか「躁かも?」と思い過ぎないように。
症状かな?と思っても「気のせい気のせい」と思うようにしてみた。
そうすることでけっこう楽観的になれた気がする。
前は少しのことで「あ、鬱に入ったかも。最悪…」と、悲観的になっていた。
最近の私は、
「やりたい事はやりたい。
病気のせいでやりたいことを諦めるのは嫌だ。
ただし、一応対策はする」
という感じで生きている。
特に大切にしていることは、
①起床時間と就寝時間は一定に。
②きちんと服薬。
③ストレスを溜めない。
④身体を疲れさせない。
上記の4点を意識している。
①と②は簡単。
③と④に関しては知らず知らずのうちにストレスや疲れが溜まっていることがあるので要注意だ。
具体的にどう対策するかというと、ストレスに関しては大雑把な言い方になるが「わがままに生きること」
起床時間・就寝時間を守った上でやりたい事は我慢せずやり、家事をサボりたい時はサボる。風呂に入りたい時は入り、入りたくない時は入らない。
私は元夫(現同居人)と一緒に暮らしているが、共同生活だと不満が出てくる時もある(主に家事の分担に関して)。
そんな時でも我慢せず極力言うようにする。
例えば「私ばっかり料理してる」という不満がある時、お金に余裕があるならUberや外食にしたり。
お金に余裕がないなら「トイレ掃除して欲しい」等を言い、「私ばっかり」の部分を消すようにする。
自分が掃除していないのにトイレや洗面台等が綺麗になっているとホテルみたいで気持ちが良い。
疲れに関しては「ああ疲れたなあ」と少しでも思ったら反射的に「疲れたなら疲れた分、身体を休ませなきゃ!」と思うようにしている。
あとは立て続けに予定を入れないようにしたり。
それから私は最近転職活動をしたのだが、身体的な疲労をなるべく感じないようにするために事務系の仕事に決めた。
そして、双極性障害であることをなるべく悲観的に考えずにただただ上記の4点を守って生活しているとまた少し変化が見えてきた。
以前は自分が双極性障害であることを「人に理解してもらいたい」「家族や身近な人には特に理解してもらいたい」と思っていたが、これがけっこう難しいということが分かってきたのでだんだん諦めの気持ちが勝り、次第に「理解してもらうなんておこがましいかな」と思うようになり、最終的には「もう私が双極性障害であることはどうでもいいや」になった。
結果、周りに期待しない為余計なストレスが減った。
少し悲しい気もするがストレスは無ければないほど良い。
先月入院して親は心配し「地元に帰ってきたら良いんじゃないか」的なことを言ってるみたいだが、全く分かっていない。私は基本的に地元が好きじゃないので帰りたくない。狭いし、田舎で娯楽が無く退屈なのでイライラするのだ。なので帰らない。
休んでキャリアにブランクができるのは避けたいし、生活保護をもらうくらいなら可能な限り働いて自分のことは自分で面倒みたいし、欲しい物は自分で買って、行きたい所に旅行もしたい。
この1年、ほとんどの期間休職をして周りに助けてもらったり迷惑をかけたりしていた私が病気との付き合い方が上手くなり仕事も続けられるようになり経済的にも立て直すことができ、その上趣味や旅行も楽しめるくらい余裕ができたら一番理想だと思う。
今の調子がうまい具合に続けば叶えられると思う。
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