白樺嵐山 / Shiirakaba Ranzan

歴史、民俗学、地誌、地図、地質、工学など。あと蓮ノ空。 日本国内のオススメ旅スポット、…

白樺嵐山 / Shiirakaba Ranzan

歴史、民俗学、地誌、地図、地質、工学など。あと蓮ノ空。 日本国内のオススメ旅スポット、旅に役立つちょっとした知識などを紹介します。 ニコニコ動画: https://www.nicovideo.jp/my/mylist/75046117?ref=pc_mypage_mylist

最近の記事

出張、発見、驚きのシンガポール編。

海外出張の感想について、お話しします。 私事ではありますが、はじめての海外出張を経験しました。 仕事の内容について詳細は語らずですが、移動が多いし、熱帯地域のムシムシした暑さは堪えました。 泣きっ面に蜂だったのは、帰りの便が深夜1:50発で7時間の機内泊前提だったこと。 私はメーデー民なので飛行機の中では眠れません(泣く) さて、私の愚痴を長々と綴り続けていても面白くはないので、散歩ブログらしく、シンガポールを歩いていて感じた気付きに関して、いくつか書き並べてみたいと思いま

    • 煉瓦&廃線その1:廃線レンガはもっとエモいぞ編。

      廃線×レンガは最高にエモいということについて、お話しします。 前回の予告通り、今回は現在にも煉瓦を残す廃線を訪問します。 煉瓦は、その独特の色合いと簡潔ながら堅固な構造美が、とても良い。 廃線は、無限に広がる歴史の重みを交通史の視点で体感できるということが、とても良い。 煉瓦のエモさに、廃線のエモさをかけ合わせれば・・・もはや説明は不要でしょう。 真春の昼下がり、白熱した欲求は遂に危険な領域に突入する――― 親不知北陸本線廃線おはようございます。 ここは新潟県糸魚川市、富山

      • 廃線その1:ロマン感じるんでしたよね?編。

        廃線散歩はエモエモ体感ができるということについて、お話しします。 私、廃線跡を訪れるのが好きなんですよね・・・。 ブログ上で何度か述べた通り、私の旅行の好みの傾向として、自然の生き物・無機物たちと人間の文明がいい塩梅で鬩ぎあっている風景を愛する異常性愛者だということを自覚しています。 それを体感する方法は、前回紹介した橋などいくらかあるのですが、特に歴史の悲哀さを実感するという意味でエモい最良のものは、廃線巡り。 たとえば、上のマイントピア別子の例。 銅山開発およびその労働

        • 日本いい橋探訪その1:トラス橋ありがトラス!編。

          いい橋とは何かについて、お話しします。 橋って、いいですよね…。 橋が架けられるというのは、その地形を克服しなければならないという事情と、交通の事情があるということ。 私、人間の文明と自然の豪快さが鬩ぎあっている光景が大好物なんですよね…。 旅先で一期一会の風景と出会い、橋によってその地域の地誌や風俗までも垣間見える。 そのひとつの重大な手掛かりであり、対象そのものでもあるものが、橋なのです。 というわけで今回は、日本国内にある思い出深い橋を巡りつつ、なんとなく橋について理

        出張、発見、驚きのシンガポール編。

          九品仏川東京暗渠編。

          暗渠について、お話しします。 最近流行りの、暗渠。 主に都市開発などの事情で流路を変更・護岸などし、いまでは地面の下を通ることとなった河川や水路のことです。 東京に住んでいた時分、渋谷川の暗渠部分が散歩コースだったので、なんとなく暗渠の特徴が理解できるようになってきました。 とりあえずこれくらい覚えておけば楽しいかもしれないという暗渠知識は、こんな具合。 ① マンホール群。生活と排水の都合上、暗渠の近くに多く設置される。 ② 重量制限。下が空洞となっているので上に重いもの

          九品仏川東京暗渠編。

          擬洋風建築その1:UNKNOWN編。

          未だにその正体が掴めない擬洋風建築について、お話しします。 私が初めて擬洋風建築を認識したのは、長野県松本市を訪れたとき。 現存十二天守巡りのために訪れた松本には、なんと国宝建築がふたつもあるとのこと! 松本城しか知らなかったのでビックリでしたが、松本城のすぐ北にそれはありました。 こちらが件の国宝指定・旧開智学校。明治6年築。 日本最古級の明治校舎であり、初見の私はスゴイなァと思いながらふらふらと眺めていたのですが・・・ 展示内容に初見の文字がありました。「擬洋風建築」

          擬洋風建築その1:UNKNOWN編。

          水族館その1:南海道いい田舎編。

          水族館の魅力について、お話しします。 わたし、水族館が好き・・・。 動物園よりも、水族館が好きなの・・・。 その理由の第一に、やはり分類学の理論を実践できる場であるということ。 人間は脊椎動物のことが大好きなので、現代の動物園はそういう場所となっていると思う。 もちろん水族館においても、数多くの魚類をはじめとした怒涛の展示数、水棲の両生類・爬虫類はユニークな形態で興味深く、ペンギンなど鳥類やイルカといった人気者の哺乳類など海獣の展示は大迫力で、これはこれでとても良い。

          水族館その1:南海道いい田舎編。

          房総半島砂岩隧道編。

          房総半島の楽しみ方について、お話しします。 養老渓谷編おはようございます。 ここは千葉県市原市・夷隅郡大多喜町を流れる養老渓谷。 養老川をはじめとする中小規模の河川が激しく蛇行しており、房総半島中部はなだらかな丘陵地帯が続きます。 このように地質図を見ても分かるように、房総半島一帯は全国屈指の砂岩地域(緑色のところ)。 加工のしやすさと建材としての信頼性からか、どこをほっつき歩いていてもステキな砂岩隧道と巡り合える。 それが房総半島の凄味なのです! たとえば、先ほどの渓谷

          房総半島砂岩隧道編。

          煉瓦その1:京都で煉瓦を認識する編。

          最近ハマっている煉瓦建築について、お話しします。 あぁ^~たまらねぇぜ。 煉瓦の手作り感覚の温かみと、明治時代からの確かな時代の流れを感じる古めかしさ。 人間の文明と自然との鬩ぎ合いを体感するこの瞬間が、とってもいい。 さて、そうなると様式についても理解したいと思うわけで。 ざっと調べたところの基本情報はこんな感じでしょうか。 長手などの部位名、羊羹などの資材名、そして積み方をマスターしていきたい。 でもこのままでは机上の空論止まり…。なくなってしまう前に、ホンモノの煉

          煉瓦その1:京都で煉瓦を認識する編。

          アメブロからnoteに移行します。

          タイトル通り、従来ブログ記事を投稿していましたアメブロから、改めてnoteへ移行します。 理由としては、自分自身がnoteの記事を最近よく読んでいるということ、ニッチな記事が多くnoteの方が適していると感じているから。 アメブロ自体は残しつつ、過去記事も順次こちらに投稿していく予定です。 更新頻度については、引き続き隔週での投稿を考えています。 ニコニコ動画とYouTubeで動画投稿もやっておりますので、ブログは正直なところ、隔週投稿であっても忙しい! それでも頑張って参

          アメブロからnoteに移行します。