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失敗を成功に変えることの大切さ

このことに気づいたときから私は、
視野が広くなりました。
どんどん挑戦するようになりました。
与えられた環境に満足することなく、自分の足でチャンスを拾いに行くようになりました。
周りの環境に対する感謝の気持ちが強くなりました。

では、どうしてこの学びを得ることができたのか。

高校生。ひたすら勉強と部活に向き合いました。毎日朝から晩まで勉強したし、部活ではそこそこの結果を出すくらい頑張りました。
しかし、高校生活の大半を注いだ勉強の集大成である大学受験。
見事にズッコケました。
今までの3年間がすべて水の泡になった瞬間は忘れません。間違いなく今までの人生で一番大きな挫折です。「努力したものはすべて報われる」経験しかしてこなかったため、本当にこの先の人生終わったっていうくらい落ち込みました。

しかし、のちにこの挫折が、人生を自分の力で切り拓いていく大きなきっかけになったのです。

私立の大学に進学し、県外ということで親には莫大な金銭的負担をかけてしまいました。親に言っていませんが、自分の中でこれが一番つらいことでした。親にこれ以上迷惑をかけたくないの一心で、ひたすらバイトをしました。

4年間、与えられた環境で勉強し、バイトしてお金稼いで、何とか卒業できたらいいなーなんて思っていました。

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そんなある日、大学の留学の案内が流れてきました。海外に興味はあったので説明会に参加したのですが、金額を見てびっくり、半年の留学で100万円くらいかかるんですね。もう留学にいくこともなさそうやなー。そんなお金ないし。

でも、
そんな大学生活ってホントに面白いのか?
お金のことばっかり気にして、与えられた環境にただ身を置いて、時間に流されるがままに過ごしていいのか?
せっかく努力して手に入れた大学生活。このまま終わらせたくない。

通帳をみました。コツコツ貯めていたので50万円ありました。2週間のオーストラリア短期研修費用は50万円。

よし、行こう。

初めて自分の稼いだお金で、自分の道を切り拓いた瞬間でした。
振り込むときは、こんな一瞬であんなにたくさんの時間のバイト代がなくなるものなのかと震えました。でもそれよりも、絶対お金以上の価値を見いだして見せるという思いのほうが強く、何よりワクワクしてました。

オーストラリアで見たものはすべてが新鮮で、今まで生きてきた世界が閉塞的に感じられました。

何より、一番の収穫になったもの。
それは「次にやりたいことが見つかった」ということです。
オーストラリアのような先進的な国がある一方で、いわゆる発展途上国のような国もあると考えたとき、そんな現状も自分の目で確かめたい。そう考えるようになりました。
この時の私は、もう以前のような与えられた環境だけで満足するような人間ではありませんでした。
あの50万円があれば、確かに大好きな服もたくさん買えたし、友達といっぱい遊べました。しかし、経験にお金を使った私の判断は正しかったのだと、ここで改めて実感しました。

そして一年後、1週間のカンボジアでのビジネスインターンシップに参加しました。そこで得られたものも本当にたくさんあるのですが、1番は「大切にしたいと思える仲間」です。日本各地から大学生がカンボジアに集まり、試行錯誤し合う1週間を送りました。

そしてそこで出会った友人と、アジアをもっとみてみたいという思いで、半年後にはインド、ネパール、ミャンマーの3か国をバックパッカーとして旅するようになっていたのです。

大学受験でダダスベリしていた当時の自分には想像もできなかったと思います。インドの砂漠の真ん中で一泊する日が来るなんて。いまでも信じられない経験です。

こうして、1つのきっかけから多くの選択肢を見つけ、ワクワクして輝ける場所に道を切り拓いていける自分に、いつの間にかなっていました。

それは
「失敗を失敗で終わらせない」
ということを受験の経験から学ぶことができたからだと思っています。

確かに、第一志望の大学ではなかったし、お金もたくさんかかったけど
あの経験が無かったらこの大学に進めていないし、
この大学に進んでなかったら、自分の時間をこんなに自由に使えていなかったかもしれない。
何より、この大学に進むことで出会えた仲間がたくさんいます。

つまり、あの時の大失敗は今になっては大成功でしかないのです。

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今の状況をプラスと捉えるか、マイナスと捉えるかは自分次第。
ただ、プラスに捉えることで自分の力で切り拓けた「今」はとても充実しています。

おもしろくてかっこいい生き方をしてる先輩出会って
意欲に満ちてる同級生に囲まれて
向上心が凄い後輩に感化されたい
そんなことを思いながら模索する「今」です。

日常が大きく変わった今、コロナがなかったら…って考えたくなる気持ちもありますが、それよりも、この状況だからできていることが私にはたくさんあります。
引きこもりということで一日必ず3時間英語の勉強をしています。
TABBIPOという旅を広める学生団体に入って、一個人として、組織としてうまく動くにはどうすればいいのか、日々考えています。

いつかまた、世界中を自由に飛び回れる日が来たときのための準備をしていると思うと、あのオーストラリアにいくことを決めた日のようなワクワク感が走ります。

長々と書きましたが、こんな感じでどんどん挑戦して、どんどん失敗して、どんどん成功に変えていく人生が送れたらなーなんて思ってます。

ここまで読んでいただきありがとうございました。



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