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強迫観念

強迫観念は見えない圧力だ。
全方向から、じっくりじんわりと自分を潰してくる、だから気がつかない。
その圧力は知らぬ間にどんどんどんどん上がっていって、しまいには感情も行動もギチギチに固めてくる。なぜこんなにもイライラしているのかわからない。なにも感じない。聞こえないし、見えない。
愛も好奇心も、苦しみも空腹も感じない。それが、強迫観念。
この世のもの全てが1ミリずつ自分に向かってくるように、じんわりとした苦しみ。誰も味方はいない。最大の敵は自分なのだが。
影に押しつぶされているようなもので、周りからはなぜそんなに焦り、厳しくなっているのかわからない。黒くて重たい霧のようだ。まとわりつかれたらいつのまにか動けなくなっている。

自分の心が自由でない、精神が宇宙に向かって広がっていないなら、強迫観念を疑うべきだ。
強迫観念に縛られていない魂は、無音の爆発をしている。生命活動を行っている。愛があり、好奇心がある。微笑みが生まれる。他人の笑顔で笑顔になることができる。
強迫観念に解き放たれた今、本当にそうなのだから、そうじゃ無いならあなたにも見えないオモリがまとわりついているかもしれない。

気がつくには、体に寄り添うことと、あなたの注意がどこに向かっているのかを確かめることだ。あなたの体は強張ってはいまいか。肩に力が入ってないから。力を抜いても、直ぐに入ってしまわないか。
ありもしない未来に向かってはいまいか。近くのものが見えているか。身近なものを感じられるか。


強迫観念 わたし作

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