広報森は見た！ユニクロ PEACE FOR ALL Tシャツプロジェクトの裏側
こんにちは。
Akamai広報の森です。
Akamaiは、ソリューションの特性から表に出ることは少なく、そのためしばしば黒子と言われたりします。広報の仕事は、取材やプレスリリースなどを通して黒子たるAkamaiを少しでも多くの方に知ってもらうこと。私は、スポークスパーソンたちの情報発信活動を黒子として支えており、黒子 of 黒子とも言えるかもしれません。
さて、そのAkamaiが一躍（慣れない）スポットライトを浴びたのがユニクロのチャリティTシャツプロジェクト、PEACE FOR ALLでした。
店頭で思わず二度見してしまった方も多いのではないでしょうか。
この記事では、プロジェクトに日本側から関わらせていただいた立場から、その舞台裏を少しお話したいと思います。
PEACE FOR ALL とは？
「世界の平和を願ってアクションする」そんなユニクロの想いに賛同した著名人がボランティアで参加し、平和への願いを込めてデザインしたTシャツをグローバルで販売してきた PEACE FOR ALL プロジェクト。その利益の全額は、貧困、差別、暴力、紛争、戦争によって被害を受けた人々を支援する、国際的な団体へと寄付されてきました。2022年6月にプロジェクトが始動してから、230万枚以上のTシャツを販売、総額6億円以上を寄付しています。
「平和貢献」というと大げさですが、Tシャツを購入するというごく日常的な行動が平和につながるというコンセプトは非常にユニークで、ユニクロらしいですよね。
2023年4月21日に全世界同時に発売された新作に、Akamaiがコラボレーターとして参画したデザインが含まれました。これまで同プロジェクトには名だたる各界の著名人が参加してきましたが、Akamaiは初めて私企業として参加させていただくことになりました。
Akamai が参画するきっかけ
昨年、CEO兼共同創業者のTom Leightonが来日した際に、ユニクロの親会社であるFast Retailingの柳井社長を訪問する機会がありました。
初めてお会いした時に意気投合し、Tomに信頼を寄せてくださった柳井社長自ら、このプロジェクトにお声がけくださったのです。Tom自身、柳井社長のプロジェクトにかける想いやビジョンに共感していたため、決断も早かったようです。
突然降ってわいたように現れた一大プロジェクトにAkamai社内は一時騒然となりました。ブランディングに関わるということで、国内からは私が参加することになりました。
デザイン会議
ユニクロのデザインチームとAkamai本社のクリエイティブチームで何度も協議を重ねてデザインはできあがりました。
実は…当初Akamaiが提出したデザイン案は、結構なものでした。(※個人の感想です）ファッションデザインの素人ですから仕方ありません。
しかし、ファッションのプロであるユニクロのアドバイスとフィードバックで、会議を重ねるたびにみるみる洗練されていきました。
デザインに込められた想い
デザインの中で使われているコードは、実際のAkamaiのセキュリティ製品で使われているものです。また、コードをよく見ると文字の色が一部だけ違う色になっていますが、つなげて読むと「peace for all」となる仕掛けが隠れています。
このデザインには人々の安全、安心を守りたいというAkamaiの願いが込められており、このプロジェクトのコンセプトと共通していると言えるでしょう。
思いがけない反響
発売直後からTwitter (X)ではAkamaiのTシャツがユニクロに売っていることが話題になりました。Go言語で書かれたコードを見ていたら動かしてみたくなってしまったエンジニアの方たちが続出しました。技術者が集まる場所では、このTシャツを着ている人を複数見かけるとすら言われています。生成AIを使った岸田首相の声マネで一気に時の人になった安野貴博さんは、このTシャツを愛用してくださっています。
社内では
国内のみならず、ユニクロは各国でも高い知名度と人気を誇り、従業員からは喜びの声があがりました。
オフィスではTシャツを着た社員を見かけますし、様々なイベントでAkamaiの社員がこのTシャツを着ています。
CEOのTomはしばしば来日しますが、自分のTシャツを持ち歩いてくれています。（あるイベントで着用してもらおうと用意していましたが、持ってきたから大丈夫、と言われました）
Akamai World Tour Tokyoに向けて
いよいよ今週開催です。
会場ではPEACE FOR ALLのTシャツを着た社員たちが皆様のご来場を心よりお待ちしております！