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ついつい察しちゃう人のコンプレックスの活かし方

コンプレックスと才能は同じ石で出来ている

そう、美しい宝石も磨く前はただの石
それどころかヘドロやコウモリのフンなんかもこびりついた汚い石だったのかもしれません

一見、汚れの塊の様な石は
中を開けてみて始めて宝石の存在に気づく物

コンプレックスも同じように、正面からではなく
少し視点を変えてみる事で自分自身の武器になるものに変わるかも知れません

少しづつ、困った自分自身の性質と向き合う事で見えてくるもの
その中にこそ、自分にしか出来ないことが埋まっているのだと思います

今回、お話する事は
特にHSP、いわゆる繊細さんや
共感力の強い人、感受性の強い人
または毒親育ちの人には参考になる記事かと思います


他者がゾンビ化してしまう私の困った性質


私の困った性質は、身近な人との関係がうまく行かないと言う事で
ことごとく皆、ゾンビ化して行ってしまうんですね

もちろんこのゾンビ化は比喩で私なりきの解釈なのですが
心に寂しさや虚しさ、人生の不足感や弱さを感じている人ほど
私の注ぐ関わりが、ゾンビ化につながってしまう様なのです

その理由が、私自身が毒親の元で支配され毒親のケアロボットとして育ったから
私の母は子供の様な人でした
それでも私は母を信じたかったので
母のコントロールや支配を容認してきました
母の無責任ささえ受け入れ、肯定してきてしまいました

そんな私の役割は
母の心をいつでも察し
母の心にとって都合の良い人格になりケアし続ける事
不都合な事を代わりに受け入れ、母のめんどくさい事を引き受け
無知な母のプライドを守り、傷つかない様に守る事
時には現実を曲げてまで…

これだけの事を、面と向かって頼まれた訳でもなく
心理的にコントロールされ
半生の間、ずっとこなして来ました

その中で、私が母から与えてもらったものは
支配するための兄妹を含めたスケープゴードに
私自身の自信を奪うための関わり方や言葉がけ

そんな間違った事さえ、信じたいがために
容認して来て
大人になった頃には
立派な察するマシーンになり
気づいた頃には母のような人と関わるとフラッシュバックを起こすように

そんな経験を乗り越えてきた事もあり、現在では目の前の人がゾンビ化をしてしまった時のゾンビ化センサーの過敏さはアップし
瞬時に気づき、逃げる用意を始められる様になったりと
対処法も、結構色々取り揃えています

ただ、自分自身が相手に一定の思い入れを持ってしまうと状況がひどくなる事はいまだによくある事

ですが、これまでの経験を元に心を鬼にしてゾンビ化をさせてしまった時は離れる
この考えを大切に自分を真っ先に守れる様になりました

大切な人が、自分を喰らおうとする場面はこれまで何度も直面して来ましたが本当に辛い物です


依存についての学び


そんな経験を通して思う事は

ー依存の始まりは恋の終わり、依存の終わりは人生の始まりー

恋と言う感情は時に未熟で
それは恋愛の対象ではなくとも
あらゆる好きの裏側に自分さえ良ければと言う軽率さがあるのであれば
それは恋と同じだと言えるでしょう

そして、このフランクで自己都合の入り混じった好きと言う感情は
依存と言うエキスを一粒垂らし始めたあたりから壊れ始める物だと私は思ったのです

恋が始まりを伴い新鮮さを求める淡い物なら
愛とは一歩先をゆく、秋の様な寒さも寂しさも受け入れる事で
自立ありきの深まりのある物

恋とは始まっている様でいて
自己都合の押し付けをし始めたあたりで、もうすでに終わりを迎えていると私は自分の経験を通して思う様になりました

そして、この依存でとことん痛い目にあい自立を決意する事が本当の人生や満足の始まりなのだと私は学んだのです

※依存についての記事はそのうちまた詳しく書こうと思っています



しかるべき場所を見つける


しかし、この性質

治す事より、良い使い道があるんだと
ある一定の経験をする様になってから思う様になりました

私がしてきた経験の中で、少数ではありましたがこんな私に依存をせずに与え続けてくれる人もいました
それはこの経験があったからこそ知れた事です

と言う事は…相手を変え、場面を変えれば
この性質もギフトになる
そう思ったんです

なので、私自身の場合ではありますが、この性質を作品作りに使う様にしています


普段の散歩の時のように心地よい自然のなかの空間を文章や絵に入れ込む様に
愛を注ぐ場面を変える
それだけで、自分を苦しめていた物が輝きを取り戻し宝石に変わると言う事を知りました

今はまだ、鬼のいる間と天国の狭間
どうこうして、この場を抜けていくのかを試されているような気がしますが

依存関係から成り立つものを断ち切り
作品作りに愛を込める
それが私の選んだコンプレックスとの関わり方です

きっと、あなたが誰かをゾンビ化をさせてしまう当事者ならば
あなたの愛が思いっきり良い形で循環していく場所を見つけ
そこに根を張ってください

あたり一面に花を咲かす様に…


  Illustrator     akaiki×shiroimi









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