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「和歌山あおり運転」報道に関する考察

前回の投稿を書いた時に見たのが、どのニュース・サイトだったか覚えていないのですが今回は下記を見ての感想です

ABCテレビニュース
https://www.youtube.com/watch?v=T5PVPHS1lt0

前回のサイトより、じゃっかん情報量が多く、新しく知ったことを踏まえて前回の投稿を書きなおそうかとも思いましたが、
あれはあれで残して、こちらで新たな考察文を投稿することにしました。
大筋の感想は前回から、何ら変わるところはありません

また、前回同様に、全てはニュース・サイトを見た上での考察に過ぎませんので、
それ以外にどんな事情があったかは考慮していません、あくまでも動画に対する感想
であります

今回は、おおまかな考察ではなく、
上記URLのyoutube動画の時間軸に沿って、細かく分析していきます

1秒あたり 画面の右の白い柵の下に原付きバイクとおぼしき白い影 前を走るオデッセイにかなりのスピードで近づいていきます。
報道では「原付きバイク」とされているので、以後、原付きバイクと書きますが、ナンバープレートは見えませんので排気量は不明です、報道どおりに原付きバイクだとすれば、かなりの速度違反のように見受けられます

8秒あたり オデッセイはバックカメラカー(動画を撮ったクルマ)に近づきすぎない配慮なのか、かなり減速します

16秒あたり バックカメラカーが、しっかりと徐行して安全に左折しているようなのでオデッセイもバックカメラカーに近づきすぎないようにゆっくりと左折するのに対し、
原付きバイクは、オデッセイにぶつからんばかりに接近して、オデッセイが、「もう1つ前のバックカメラカーに気を使いながら走っていること」を認識・反映できていないか、あるいは「そのような気づかい」を無視しているかのようです

30秒あたり このオデッセイ、よく見ると4WDなのか後輪も空転しています、さほどスピードは出ていないようなのにやたらとタイヤやエンジン(マフラー?)の音がうるさく、ドリフト用の?違法改造車でしょうか?、ナンバープレートがないということはオービスに映らないように首都高などで暴走しているのかもしれません、何らかの処罰を受けそうですが、とりあえず今回注目したい「あおり運転」の件とは無関係です

その後も原付きバイクは、もう1つ前を走っているバックカメラカーにオデッセイが近づきすぎないように走っていることなどおかまいなしに距離を詰めながら走り続けて隙きあらば抜かそうとしているようです、オデッセイを抜いたところで、バックカメラカーがあるだけなのに・・・

45秒あたり で どちらかがクラクションを鳴らしているようです

1分12秒あたり 通学路という黄色い旗のそばの停止線のところでオデッセイが止まって原付きバイクに何か言っているようです、その上の押しボタン式?信号が、その時点で赤なのか青なのかは動画からはわかりませんが

1分20秒あたり 直後の映像を見ると、オデッセイが止まったのは白い対向車を先に行かせるためだったのかもしれません、そのためか、さらにやや左に寄せているようです 2台のクルマは右の側道から出てこようと様子をうかがっているシニアカー?か何かのことも考慮しているようで 相手に気を使いながら注意深く様子をうかがっているようです

1分25秒あたり なんと2台の車が躊躇しているそのスキマを背後の原付きバイクが通り抜けます 側道から出てこようと様子をうかがっていたシニアカー?かなにかも驚いているようです  その直後、さすがに「譲り合って止まっていた2台の車のあいだを通り抜けた」ことでバツが悪いのか 「オデッセイを煽っていた自覚があるから」なのか 原付きバイクは私有地っぽいところに右折して入っていくように見えます ちょうどそこが目的地だったとは確率的に考えにくいです  「譲り合っている2台のあいだを後方からすり抜けて行った原付きバイクに立腹する」気持ちは理解できるのですが その後「オデッセイがクラクションを何度も鳴らした」というナレーションが入ります、どんな理由があっても、これは良くない行為ですね クラクションは原付きバイク以外の全ての存在に対しても迷惑なのですから

1分35秒あたり 「〜これ以上クルマに追いかけられることはありませんでしたが〜」というナレーションが入りますが、この動画を見た限りでは、追いかけられていたのは原付きバイクではなくオデッセイのほうだったようにしか見えません

2分05秒あたり あわや追突というところで急ブレーキというナレーションが入りますが 

2分10秒あたり に、ナレーションなしで同じシーンが映ると 開いてた距離のぶん 明らかな速度超過で走ってきたオデッセイは、バックカメラカーの直前ではフワッと減速しているように見えます そこまでの近づきかたが速すぎるので無神経ではあるものの「原付きバイクがオデッセイに対してしていたことに比べれば微罪だ」と言えるでしょう 最初に警察が「問題なし」と行ったことにも納得できます

その後、オデッセイが「線路を横切る時に一時停止しなかった」というナレーションも入ります、その通りだとすると、それも明らかに違反ですが、今回、注目したい「あおり運転」の件とは別の話です

その後、オデッセイはバックカメラカーとの車間距離を維持しながら走り、バックカメラカーが左折していくと、オデッセイはそのまま直進していき、その後ろのクルマも、もう1つ後ろのクルマも、ちゃんと車間距離を取っている様子が映っていて動画は終わります、つまり、この動画の中で「原付きバイクだけが車間距離を詰め続けていた」わけです

このように、原付きバイクに詰められた場合に、その悪意を伝達するかのように、自分の前のクルマ(この場合はバックカメラカー)に詰めるドライバーもけっこういるのですが、そうしなかったオデッセイには最低限の良識を感じます。

不可思議なのは、バックカメラカーから見ればオデッセイが原付きバイクの悪意をバリアしてくれた形なのに、動画の女声のナレーションによると、なぜか、原付きバイクを支持する発言をしていることで、全く理解できません

そして、何よりも、これが一番、指摘したいことなのですけど、ニュースの見解が、「ずっとバックカメラカーがそこに存在している、ことを失念した上でのモノ」に思われることです、まるでこの動画を映画か何かのように勘違いしてるかのようです。

これらを踏まえて、考察しますと、やはり、「あおり運転はない」という警察の最初の判断は妥当だと思われますし、

この動画に映っている原付きバイクのような「人々が相互に見せている思いやり」を踏みにじることで「自分は速いのだ、優秀なのだ」という「勘違いをしている自動車やバイクを、もっと積極的に検挙して頂きたい」ということが一番、重要なのです。
(正直に言ってしまえば、登場するオデッセイも原付きバイクも、一生行く理由もなさそうな和歌山もどうでもよくて、ただこの報道に多くの人が興味を持ったようなので、ちょうどイイ機会ですから、「人々が相互に見せている思いやり」の大切さを主張したかっただけです)

警察が、最初の「問題なし」という判断を、クレームの圧力で変えてしまった点に関しては、人気商売の稼業なので、まあ仕方がないです、いつものことですね

何度でも、確認しておきたいですが、全ての考察は、動画を見た範囲でのものであり、それ以外に何があったかは全くわかりません、例えば仮に、もし先に「オデッセイが原付きバイクをバカにしてカスめるような追い抜きをしていた」としても、当方は知りえないのですから

*ちなみに、オデッセイにMT仕様があるのかどうかは知りませんが、「MT車の場合、減速する時にやたらとエンジン音がうるさくなってしまう人もいる」のですが、何も知らない人がそれを聞くと「エンジンを空ぶかしして大きな音を出しているように感じる」はずです。また、「タイヤを規則の範囲でもなるべくギリギリまで使うと、ちょっとした加速や減速や旋回で恥ずかしいくらいに大きな音が出てしまう場合もある」のですが、「いつも業者任せにしている人は、まだ十分に溝があるうちに買い変えさせられてしまう」ものなので、タイヤの音が大きいだけで危険なドライバーだと誤解してしまいがちです。また、ドリフトなどが好きな人の中には、あえて消耗したスリップしやすいタイヤを使う人もいるそうです。試しに「オデッセイ ドリフト」で、ちょっとググってみたら、ドリフトで有名だという人がオデッセイを指名買いしている、とか、有名なドリフトのゲームにオデッセイが出てくる、とか書いてありました。もちろん、ドリフトをする人も検挙される対象なのでしょうけど、あおり運転の話とは別件です

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