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【ノベル版】フシギナパラダイス

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小説版 フシギナパラダイス 目次

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 明日に控えた中学の入学式に胸を躍らせながら、友人のおつかいを手伝いしている木下涙はその日、不思議な経験をする。特に印象的なのは、なかったはずの道が現れたり、知らない神社が現れたり…でも不思議なことはそれだけでは終わらなくて… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 序章  【1】 1話 不思議な道 【1】【2】【3】【4】【5】 2話 不思議な鳩 【1】【2】【3】【4】【5】【6】【7】【8】 3話 不思議な傷跡【1】

【ノベル】フシギナパラダイス1話:〜序章〜【修正】

目次 次→ 1話 1/5  その日の夕方。 「お願い、ルイちゃん。今から買い物の手伝いしてもらえないかしら?」 その電話は、私が制服を眺めながら、 翌日に控えた中学の入学式の準備を、ルンルン気分でしている時にかかってきた。 一人は断ったとか、一人は来てくれるから行く人数は3人だとかどうでもいい。 とにかく明日があるからと、体力温存のため断ろうと思った。 …でも 「1000円あげるから。」 私の決意は簡単に揺らいだ。 今はやめとけばよかったと思ってる。 目次

フシギナパラダイス1話:〜不思議な道〜1/5

目次 前 ← 序章    次 → 1話 2/5 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作× *二次創作・紹介などは「作品名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「ちょ…ちょっと待って…」 両手に大量の荷物を抱え、ゼーゼーと呼吸しながら道を一歩一歩ゆっくりと歩みを進めていた私は 腕と足の痛みと体力に限界を感じ、前を歩く彼女に声をかけた。 しかし… 「そんなに遅いと置いてっちゃうわよ?」

フシギナパラダイス1話:〜不思議な道〜2/5

目次 前 ← 1話 1/5  次 → 1話3/5 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作× *二次創作・紹介などは「作品名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー …耳をすませば、小鳥や鳩の鳴き声が聞こえた。 しかし、そんな清々しい音とは裏腹に、私の後頭部はズキズキと痛んだ。 ちょっと転んだだけだと思ってたけど…なかなかの衝撃だったらしい …ん? あれ?ちょっと待って?私…なんで後頭部が

フシギナパラダイス 1話 不思議な道 3/5

目次 前 ← 1話 2/5  次 1話 4/5 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作× *二次創作・紹介などは「作品名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「やったー!私の勝ちね!」 そういって、人だかりの中で大喜びするなるちゃんの姿と、 まさかの敗北で頭を抱える男子二人の姿があった。 一体何があったのか、少し時間を遡って説明しようと思う。 あれから結局、なんの問題もなく学校にたど

フシギナパラダイス1話:〜不思議な道〜4/5

目次 前 ← 1話 3/5 次 一話 5/5 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作× *二次創作・紹介などは「作品名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私は校庭に出て、辺りを見回し ケホケホと咳をする やっぱり、私の勘違いなんかじゃない 曇ってる原因の一つは確かに砂埃だ でも、その中に火薬の匂いが混じってる これは爆発が起きたことを意味している つまり、聞こえてる私が正しいはず だ

フシギナパラダイス1話:〜不思議な道〜5/5

目次 前 ← 1話 4/5  次 2話 1/8 → ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作× *二次創作・紹介などは「作品名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーい ールイ ーールイ!! 「…」 自分を呼ぶ誰かの声が聞こえ、ゆっくり目を開ける 「お前、いい加減起きろよな」 目の前にいたのは洋太だった、周りを見渡すと、そこは教室らしい。おかしいな…私…さっきまで校庭にいたはずで

フシギナパラダイス 2話 不思議な鳩 1/8【期間限定無料公開】

目次 前 ← 1話 5/5 次 2話 2/8 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作を固く禁じます。 *二次創作・ブログ紹介は「作品名・作者名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「え、嘘でしょ!?」 入学式で居眠りをしてしまうという醜態を晒した私。 その帰り道、なるちゃん、心矢、洋太の3人に、今日のことを確認した。 私がいつから教室にいたのか、眠っていたのか、その記憶がなかったから

フシギナパラダイス 2話 不思議な鳩 2/9【期間限定無料】

目次 前 ← 2話 1/9   次 → 2話 3/9 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作× *二次創作・紹介などは「作品名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「どうぞ粗茶ですが…」 「あ、ありがとう」 私はなぜか自分の部屋で、見知らぬ他人に入れてもらったお茶を入れてもらうという謎の現象が起きた。 まあ、茶柱たってるし…味は悪くない…っていうかちょっと高級感ある…? 少なくとも

フシギナパラダイス 2話 不思議な鳩 3/8【期間限定無料】

目次 前 ← 1話 2/8  次 → 2話4/8 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作× *二次創作・紹介などは「作品名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ー翌朝 「…」 結局…ねれなかった。 心も体も疲弊しきっているはずなのに… なんか、色々ありすぎて、もう今日は頭が回りそうにない。 でも…学校にはいかなきゃ…意味もなく休むわけにはいかない。 私は大きくため息を吐き出し、

フシギナパラダイス 2話 不思議な鳩 4/8【期間限定公開】

目次 前 ← 2話 3/8  次 → 2話5/8 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作× *二次創作・紹介などは「作品名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 視線が痛い。 当たり前だ、初日に居眠りなんて醜態を晒してしまったのだから。 ゲームや漫画じゃないんだから人の記憶はリセットされない、目立つようなことをしてしまった以上、悪い意味で注目を浴びてしまうのは致し方ない。 自分の席に着

フシギナパラダイス 2話 不思議な鳩 5/8 【期間限定公開】

目次 前 ← 2話 4/8  次 → まだ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作× *二次創作・紹介などは「作品名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 鳩に紛した神様のはしゃぎようは、異様だった。 「ルイさんルイさん!すごいですよ!」 町に来てすぐは、人の多さに驚き、 車を見ては、馬をつながなくても動くとはしゃぎ そして、テレビを見かけると、箱の中で人が動いていると大喜び。 本

フシギナパラダイス 2話 不思議な鳩 6/9 【期間限定無料公開】

目次 前 ← 2話 5/9  次 → 2話 7/9 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作× *二次創作・紹介などは「作品名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「…ニュースで言ってたのって…この辺りだよね…」 私はニュースで言っていた公園にまでやってきていた。 神様が飛び出したのが、公園の名前を聞いてからだったから、神様は多分ここにきてると思うんだけど… 「…どこにいるんだろう」

フシギナパラダイス 2話 不思議な鳩 7/9 【期間限定無料公開】

目次 前 ← 2話 6/9   次 → 2話 8/9 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *作品の無断転載・盗作× *二次創作・紹介などは「作品名」記載いただければOKです! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 川の方に歩みを進めた あの女の子、、、見つかったのかな、、、 するとカンッとっかバンッとか音が聞こえ、 もう少し近づくと光が見えてきた。 私は小走りでそこへ様子を見に行く、 そこには、女の子と神様が戦っていた。 戦況は女