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働くためのガソリン

世の中は今日から4連休。
今は土曜日まで仕事を入れているので、祝日はお休みにしているのだけど、来週に予定されている講義の資料づくりにめどをつけておかないと、と思い、午後から少し仕事を回しておくことにした。

この仕事はパソコンさえあればどこでもできるので、自宅でもできたのだが、昔ながらの日本家屋の我が家に、エアコンのある部屋はひとつ。
今日から夏休みに入った息子は避暑に行くところもないので、その部屋を譲ることにして、オフィスに向かった。

フリーランスという働き方は、その気になればいつでも仕事ができるので、会社のような始業・終業時間には縛られない。
平日に休みを取ることもできるし、急ぎの仕事があれば夜中までやることもある。
その代わり、自分自身でモチベーションを上げていかなければならない。

特に今日のような仕事は、頭の中で組み立てができて、具体的に何を資料に落とし込んでいくか、というところまでイメージができれば早いのだけど、ああしようか、こうした方が伝わりやすいか、と迷ってしまうとなかなか進まない。
端から見たら、ただ考え事をしているだけに見えるかもしれない。
幸いにして、オフィスにひとりなのでそんな心配もないのだけど…

オフィスは周囲を建物に囲まれていて、外気温に比べると涼しい。エアコンをつけるほどでもなく、扇風機で足りた。

今日は世の中は休み、ということが頭の片隅にあるので、仕事の能率が悪く、気圧のせいか、何となく頭も重い。
いろんな資料を見たり、過去の講義のスライドを見ては、ああでもない、こうでもない、と考え、時々、ソファへ移動したりしているうちに、ゴロゴロと雷が鳴る音がして、驟雨が来た。

窓の外に見える緑の葉に、雨の当たる音がザーッと聞こえてくる。
室内に吹き込んでくるほどでもなく、雷も近寄って来なかった。
その後、気温も少し下がって、過ごしやすくなった。
なんか、ホッと息がつけた気がして、その後はパソコンに集中することができた。

結局、今日の仕事のガソリンになったのは、雨がもたらした音と適度な温度、オフィスのソファ、2杯の珈琲、そして「帰ったら、冷凍庫にあるアイスを食べよう」という気持ちだった。

皆さんの、日々の仕事へのエネルギーになるのは何だろう。
『働く』ことはずっと続くものだから、そんなホッとできる何かを感じられることは大切だな、と思った。

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