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プロダクトマネージャーってこんな仕事

※本日のノートは特にオチ無しの独り言です。

よく家族に「で、結局あなたは何の仕事をしているの?」と聞かれます。

プロダクトマネージャーって、説明が難しい仕事だと思います。

図にするとこうなる

開発とUX(またはデザイン)とビジネスの間にいるのがプロダクトマネージャーだよ、というこんな図をよく見かけます。

プロダクトマネージャーとは何ぞや、ということを概念的に示すには非常にシンプルでわかりやすい図だと思いますが、正直これをうちの母に見せても結局母は私が何をしているか理解しないと思います。

さらに、もしこれを「プロダクトマネージャーとは何の仕事をする人か」という文脈で使いたいのであれば、実際はちょっと違うように感じています。

仕事の守備範囲を語るならこうなる?

プロダクトマネージャーとして求められるのはとにかくプロダクトが正しく成長するためのあらゆることだと感じています。

結果として、「これは開発チームの仕事」「これはビジネスチームの仕事」などと明確に区分できるもの以外の全ての領域をカバーする必要性が出てきます。

複数の領域にまたがるものは往々にしてボールが落ちやすいものなので、そういった領域のアイテムに関しては誰が責任を持つのかがはっきりするのを見届けるまでは積極的に拾い続けねばなりません。

更に、ここで表現している3つの円の外側の世界のこともたまには気を使ってね、と言われます。例えば法改正対応やPRへの協力など。

チームの輪の中ではこんな感じ?

完全に外の世界にひとりたたずむ状態。

いやいや、仲が悪いわけではありません。

ただ、プロダクトマネージャーは嫌われる仕事です。

ものをつくると言ってもデザイナーや開発者と異なり実際に手を動かして作るわけではなく、またもともとプロダクト自体に終わりがないのでプロダクトマネージャーの仕事も終わりが定義できず、結果として成果が見えにくい。

何をするか・何をしないかの決定をするのでいろいろな意味で恨みを買いやすい。

偉い人からの押し込みに負けて正気の沙汰とは思えないような指示をチームに出すことがある。

そんな性質があるので、個人として仲が良くても、最終的にチームの中では嫌われ役に回ることが多い存在なのではないかと思います。きっとあの円が交わる部分で悪口が盛り上がっています。

結論

いろんな人に嫌われながら、開発・UX・ビジネスの間の領域(+たまに外の領域)に落ちたボールを拾っています。


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