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2024年 日経平均株価はどこまで上がるのか!?

前回の投稿から少し時間が経ってしまいました。
そういえば昨日はサッカーの日本代表、残念ながらイランに負けてしまいましたね(涙)
前半の1点リードが後半序盤で1点取られてしまい、最後にはPKを与えてしまい、1-2と惜しくも敗戦。
森保ジャパン、タレントもそろって強くなったなーと感じていただけに、残念。開催場所も中東ということで、アウェーでの試合はやはり難しいということですかね。

さて、前回は「投資用不動産の価格を予想する上での参考指標」についてということで触れましたが、今回はその内容を深堀するということで、日経平均株価について考察をしてみたいと思います。

1月年初は33,000円前後であった株価は2月月初には36,000円まで上昇し、1か月で+3,000円、約10%もの上昇を見せました。
企業業績も上昇傾向にあり、また東京証券取引所はPBR(※)1倍割れ企業に対して改善に向けた計画を示すよう求めるなどの株価向上策が進行し、さらには新NISAによる株式での利益の上げやすさに対する施策など、株価が上がる材料はかなりありました。
ただし、ここまでの上昇スピードとは驚きです。
(※PBR・・・株価純資産倍率。PBR1倍割れの状態とは、株式価値が企業が解散した際の金銭価値を下回っている状態を指します。わかりやすく言うと、会社を解散してすべて現金に換えた金額>すべての株式の価格の合計の状態になっていること。)

ただ単純にこのような施策を受けて日本人が株をガンガン買ったから株価がここまで上昇したというわけではなさそうです。実はこの株価の上昇には外国人投資家の存在が大きいようです。
金は天下の回り物と昔から言われますが、株の世界では世界中でその流れがあります。
アメリカが盛り上がりそうであればアメリカに投資資金が集まる、アメリカより日本の方が盛り上がりそうであれば日本に資金を移動させる、遊牧民族のようにお金はもうけを大きく出せるところにどんどん移動するということですね。
これだけグローバル化が進むと、日本だけの要因ですべてを語ることは今は無理な気がします。だからこそ世界の経済情勢を常に意識し、先読みをし続けることが大事です。

話を日本の株に対する外国人投資家の動向に戻しますと、1月は海外投資家は4週連続買いが続き、第4週には約4100億円もの資金が入りました。日本の個人投資家は約3000億円の買いでこれは7週ぶりの買い越しとのことで、規模も違えば、売る・買うのタイミングも違うのが海外投資家です。ちなみに信託銀行は3週連続で約3700億円の売り越しと、ここもまた個人投資家と規模も売る・買うのスタンスが異なるのは面白いところ。
(更にややこしいのが株は現物売買と先物売買といろいろな取引の方法があり、これらがいろいろ絡んで上下に動いているので奥深いです。)
まあいずれにせよ1月は日本の個人投資家と海外投資家が買いを強めたことにより上記のような株価上昇につながったと推測します。

では海外投資家が何故日本に資金を移したのかについて、私なりの考察としては中国経済の失速で中国から資金を移す先が日本に向かったということかと考えております。
今まで中国経済は高い成長率をキープしてましたが、中国国内不動産を中心とする破綻懸念などで経済成長率も鈍化、今後は低下のリスクもあることから、中国の資金を他に移そうと考えていた中で、日本は株価が上がりそうだと狙いをつけて日本に資金を移動させたのかなと。

世界的なコロナで今はマネーがじゃぶじゃぶに世の中に供給されていることから、株や為替など、乱高下が過去よりも激しくなることが予想されます。

投資は自己責任ですので、しっかりリスク・リターンのバランスを意識して、資産を大きく棄損しないように気を付けましょう!!!

では次回は日本国債についての深堀をしてみたいと思います。
乞うご期待!!

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