「受け入れない。でも、受け止める」
こんにちは!
先日、アナウンサーの堀井美香さんの著書『聴きポジのススメ』を読みました。
本書のなかで、こんな素敵な言葉に出会いました。
今回はこの言葉からわたしが着想したことを、つらつらと書き綴っていきます。
異なる意見に出会ったとき
わたしたちは人生のなかで、さまざまな意見や主張に出会います。
人間みなそれぞれに異なる価値観や背景をもっているので、これは当然のことです。
異なる意見に出会ったとき、私たちの第一の反応はしばしば反論や批判です。しかし、そのような反応が本当に必要なのでしょうか?
実は、否定や批判は人間関係を壊す原因になりえます。批判された側は、自分の意見だけでなく、自己価値や人格まで否定されたように感じるかもしれないからです。
人間関係を良好に構築・維持したいと思うならば、異なる意見に対する受容性を高めることがとても重要です。
受け入れられなくても、受け止めることはできる
相手を尊重し、健全なコミュニケーションを築く上で不可欠です。
すべての意見を納得して受け入れることは不可能です。どうしても自分の主義や主張と相反するものもあるからです。自分の信条をまげてまでも他人の意見を受け入れる必要はないのです。
ただ、自分の信条を曲げる必要はありませんが、相手の立場を理解しようとすることは重要です。
ここで大切なのは「受け入れられなくても、受け止める」という姿勢です。
自分の信条に反し納得のいかない意見を受け入れられないのは仕方ありません。しかし、それに反発するのでなく、ただただ受け止めるのです。
これならばだれでもできるはずです。
受け流すのは逆効果
ただし注意したいのは、受け止めようともせずに受け流す態度をとってしまうことです。
これは危険です。
相手の意見を受け流すような行為は、当人の主張や感情を軽視していると受け取られます。これは相手に失礼とみなされ、人間関係を損なう可能性が高いでしょう。
人間だれだって、自分の話を聴いてほしいと思う生き物です。自分の話を無視されことは、その人の心を傷付け、信頼関係を壊してしまうものなのです。
だから、もし納得がいかず受け入れ不可能な意見であっても、相手の意見を軽んじて受け流すのは絶対にNG行為です。
どんな意見にも真剣に向き合い、理解も納得もできなくてもとりあえず受け止めるという姿勢が大切です。この姿勢が、お互いの関係を築き上げるのです。
さいごに
異なる意見を受け入れることは、わたしたち自身の成長にもつながります。
新しい視点や考え方に触れることで、自分の知識や見識を広げることができるからです。
また、異なる意見を受け入れる度量と懐の深さを持つことは、その後の人生をより豊かにし、自己成長を促してくれるでしょう。
異なる意見に出会ったとき、もしそれが到底納得いかないものでも、いったんは受け止めましょう。
受け入れず、受け流さず、ただひたすらに受け止めることさえすればOKです。
きっとこれだけで、周囲の人間関係はよりよいものになり、あなたの人生はより豊かで心地よいものになるはずです。
今回は以上です。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。