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感情に責任をもつことは自由の始まり

「感情に責任をもつ」というと、気が重いように感じられるかもしれません。

しかし実は、「感情に責任をもつ」ことは、心の自由を手に入れ、人生をより楽しくする秘訣なのです。

この記事では、自分の感情に責任をもち、感情をコントロールすることがどのように心の負担を軽くし、喜びに満ちた人生をもたらすのかをお伝えします。

出来事と感情の関係

出来事そのものが感情を生み出すと信じている人もおおいでしょう。しかし、実際には出来事自体に感情を与える力はありません。

その証拠に、同じ出来事に対して人々が異なる反応を示すことがあります。

たとえば、同じ批判的な言葉を受け取ったとしても、一人は傷つき、もう一人は笑って受け止めるかもしれません。

出来事からどんな感情をもつかは、人それぞれであり、状況次第なのです。

セルフトーク反応の力

感情を生み出すのは出来事ではなく、その出来事に対する私たち自身の「セルフトーク反応」です。

「セルフトーク反応」とは、自分自身の心の中での対話であり、つぶやきです。

私たち人間は「セルフトーク反応」を通じて、「楽しい」とか「嫌だ」といった感情をもちます。

つまり、出来事に対してどのように考え、感じるかは私たちの選択によって決まるということです。

たとえば、苦手な人からの批判に対して、「私は価値がない」と自分に言い聞かせれば、傷つくでしょう。しかし、「その人は私の価値を理解していないだけだ」と自分に肯定的に語りかければ、自信を持って受け止めることができるはずです。

感情のコントロールは自由の表れ

「感情に責任をもつ」とは、自らが感情を選択することを意味します。

自ら選択するとは、自分の手でコントロールすることです。
つまり自ら感情を選択できるということは、感情を自分の手で好きなようにコントロール可能だということです。

もし感情がコントロール不可能なものだとしたら、一生その感情に苦しめられることになるでしょう。

しかし、感情はコントロール可能なのです。状況を切り替え、自分ができることに意識を向けることで、心は軽くなり、人生は楽しみに満ちるものとなります。

感情の選択がもたらす喜び

感情を選択する自由があることを認識することで、私たちは自分自身の力を再発見できます。

苦難に直面したときでも、自らの「セルフトーク反応」を変えることで、困難を乗り越えられる。そう考えることで、自信を得ることができます。

そして、ポジティブな感情を選択することで、人生の喜びをより深く味わうことができるのです。

感情の自己管理が人生の鍵

「感情に責任をもつ」ことは、人生をより充実したものにするための鍵です。

あなたのまわりで起こった出来事そのものが問題であるということは、めったにありません。おおくの場合、その出来事を受け止めたあなたの解釈が、あなたを苦しめたり悩ませているのです。

出来事から得る解釈を変えるには、まず、心のつぶやきである「セルフトーク反応」が与える影響を理解することが大事です。世界的なベストセラーである以下の本でも解説されているとおり、心の中でのつぶやきはその人の思考や行動にきわめて強い影響を与えるものだからです。

望ましい「セルフトーク反応」の技術を身につけられれば、日々の生活のなかであなたの心の負担は軽くなります。そしていまよりもっと人生を楽しむことができるでしょう。

「感情に責任をもつ」こと、そして感情を自分の手でコントロールすることは、自分自身と向き合い、幸せな人生を歩むための第一歩なのです。

今回は以上です。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。

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