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親が子どものために、なんて考える必要はない。「子どもを信じて、見守ること」それだけでいい
「子どものもつ力を信じて、ただひたすら待つ」
これを伝えながら、絵本の読み聞かせ活動をしている内田早苗さんの記事を目にしました。
まったく同感である。
「子どもは自ら成長する力をもっている」
10年間の保育所長の中で伝えてきたことである。
そして、「シンプルな子育て」を提唱してきた。
「シンプルな子育て」とは、
「子どもがしてほしいことをしてあげること」。
「子どもがしてほしいといわないこと」は、
「子どもが自分でしたいと思っていること」。
だから、「大人がやってはいけないこと」。
やってあげたいと思っても、「してあげていけないこと」。
その根底にあるのが、
「子どもは自ら成長する力を持っている」
ということ。
ならば、大人は何をすればいいのか。
「子どもを信じて、見守ること」。
そして、
「子どもの安全基地になること」。
それだけでいい。
「子どもは自ら成長する力を持っている」のだから。
彼女は『まちよみ』という読み聞かせを通して次のように伝えているそう。
どんなことが起きても、子どものもつ力を信じて、ただひたすら待っていれば、必ずしっかり育ちます。
待ちよみの「待つ」は「よく見る」ということ。あふれる情報や世間の評判に振り回されることなく、子どものことを「よく見てあげる」ことこそが愛情。
親はできることだけをやって、あとはちょっと離れた場所で子どもをしっかりと見守る。そんな子育てがスタンダードになればいい。
「どんなことが起きても、子どものもつ力を信じてただひたすら見守ること」
そして、仲良くなったママたちと作ったルールがあるそう。
「子どもに関する困りごとを子どもの前で言うのはやめよう」
「誰かが子どもを褒めてくれたら『ありがとう』と言おう」
これまでの自分の子育ての経験、教員としての経験、保育所長としての経験などから感じていた。
「子どもの良くないところを子どもの前で言うこと」
これがあまりにも多い。言い訳がない。絶対にダメだ。
理由は単純だ。
「自分だったら言われたくない」
1、2歳の子どもだってそうしたことを敏感に感じ取る。
これが「子どもはわからない」だろうと思っているのだろう。
子どもは、親が自分のことをそう思っているんだと思ってしまう、感じてしまう。それは絶対にダメだ。
親が他人に対して子どもを卑下して言ってしまいがち。いくら敬う相手であってもしてはいけない。
そして次のようにも書かれていた。
「人間の子どもも動物。より良く生きられるように生まれてくる」
子どもってもうびっくりするほど賢くて、おもしろくて、すごく強い。親のポテンシャルとはあんまり関係ありませんから、生まれるまでも、生まれてからも、あれこれしなくても大丈夫なんです。
子どもは、自分がより良く生きられるように生まれてきます。だって人間も動物ですから。自分がより良く生きるために必要なものをわかっていて、必要なときに自分から親に要求してくるんです。
子どもの持つチカラ『まちよみ』の著者内田早苗さんにインタビュー
「子どもも動物」。
そうである。当たり前と言えば当たり前。
「人間は動物」であるのだから、「子どもは動物」は当然。
大人よりさらに強く、相当強く「子どもは動物」
である。
そのことを大人は知っていなければならない。
まさに同感である。再度繰り返す。
自分がより良く生きるために必要なものをわかっていて、
必要なときに自分から親に要求してくる
だから、
「シンプルな子育て」
でいい。
「子どもは成長する力を持っている」のだから、
親が子どものために、
なんて考える必要はない。
ただ、大人は、
「子どもを信じて、見守ること」
「子どものもつ力を信じて、ただひたすら待つ」
それだけでいい。
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