『自立した子』を育てる子育てとは?
自立した子
= 他人に迷惑をかけない子。
= 自分のことは、自分でできる子。
そう考えていた私。
でも最近、考えが変わってきています。
『つまづかないことより、つまづいたときどうするかが大事。』
Eテレの番組《すくすく子育て》内で、「子どもが小学校の学習についていけるか心配」、「つまづかないか心配」という保護者の相談に対して、専門家が言っていた言葉です。
我が子はまだ2歳なので、私も真剣に番組を観ていたわけではないけれど、専門家の先生のこの言葉が妙に印象に残りました。
『学習につまづかないことより、分からなくなったとき先生に聞けたり、諦めず取り組んだりできることの方が大事なのではないでしょうか』と専門家は続けています。
なぜこの言葉が印象に残ったのか。
自分が「失敗が怖い」と思っているからかもしれません。
自分に「つまづいたとき、誰かに頼ると、相手に迷惑なんじゃないか。」
そういう思考があるからかもしれません。
子どもには、惜しまずチャレンジできる子になって欲しい。
挑戦してうまくできないことがあってもいい。
全てのことを完璧にできる人間なんていない。
自分ひとりでできないことは、他者を上手に頼って欲しい。
…ということは……?
「自分のことは自分でできること」が、自立なのだろうか?
何でも自分でやらなくてはいけない、そう信じている子が、挑戦できるかな?
つまづいても大丈夫。
つまづいたらどうしたらいいか、一緒に考えよう。
何かに失敗した結果、他人に迷惑をかけちゃうかもしれない。
自分のことだけど、自分ひとりではどうしようもないことにぶつかるかもしれない。
そんな時、頼れる誰かを持っておける人間性や、頼り方を知っていること。その支えを力に、挑戦できる子。
そんな子を「自立した子」と考えると、これから出てくるであろう子どもの苦手も不得意も、まるっとオッケーにしちゃえるかも。
ひとりで何もかもできなくても大丈夫。
頼り頼られでいいんだよ。
子育てもそんなスタンスでやっていきたいと思っています。
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