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共働きの家事分担、我が家の場合

ライフハックとかいう事ではあまりなく、ただの現状の記録。多少、夫の発達障害の特性を踏まえた工夫の話も書いています。

前提として仕事等の情報

夫が船乗りだったとか、別居してた時期があるとかで、一緒に住んでいた時間はちょっと短いかもしれませんが、結婚してから約五年。

私は、土日祝は基本休みの九時五時デスクワーク。残業はあっても一~二時間程度。家事は主に、夜か休日に行う。一人暮らし歴が有、結婚前から一通りの家事経験有。

夫は、不定休で週二日休みの販売員。出勤が私より遅く、帰りも私より遅い。労働時間は私と同じくらい。接客や在庫の管理などで動きまくり。万歩計を見ると出勤日の歩数は二万歩くらい。家事は主に朝、私の出勤を見送った後か、休日に行う。一人暮らし歴がかなり短く、実家暮らしの時から多少の家事はしていたが、結婚前の家事スキルは低かった。

我が家の家事分担の考え方

・一人暮らしだったら全部自分でやる事なのだから、自分の事は自分でやれ。

・本来自分でやらなければならない事である家事を他者にしてもらったら感謝せよ。

・家族間での労働対価は感謝の言葉や笑顔である。

・家事をした者を誉め称えよ。

買い物

夫は倹約家ではあるけれど、やや数字を扱う事が苦手なので、基本は私の担当。高価な物(我が家の基準だとだいたい五千円以上?)は必ず私に相談してから購入するルール。

夫とは常に対等な関係でありたいので、私も高価な買い物をする前には夫に相談するけれど「買っても良いかな?」「良いよ」くらいのやり取りで終わるのはご愛敬。

洋服とかの生活必需品は、購入後の報告でもOKだけれど、一応お互いに「今日はTシャツ買った~」とか報告しあっています。

買い置き品も基本私が賞味期限や使用期限なども含め管理。私がストック魔なので、ストックを切らす事はほぼないのですが、一応、夫がストックを使う時はそれが最後の一個なら、私に報告してもらうようにだけ頼んであります。

買い出しは夫に頼む事も有。安売りの情報チェック等をして夫に指示出し。中でもお米の購入等の重い物は、筋トレもして鍛えている夫に基本おまかせ。(※近くのスーパーに徒歩で買いに行きます。お米は5kgを月に二回くらい買っているのかなぁ)

【便利アイテム】『ネットショッピング』を利用しています。食べ物でもポストに入るサイズの商品も色々あるので、上手く使えば買い物にかかる労力を減らせて良いです。我が家はおつまみ系を良く買っているので、そこまで日常的に利便性をいかせているとは言えないですが。

購入価格の比較もネットである程度出来ますね。特に家電はネットと店頭価格を比較したり、ネットの価格を見せて店舗で直接値引き交渉をしたりもできます。店舗の方が展示品割引で安く購入出来たり、おまけをつけてもらえたりという事もたまにあるので、ネットの方が安いとは限らなかったり……。

しかし、各種ポイント付与率や送料等を考慮して計算していくと頭がパンクしそうになりますので、そこはほどほどに。

また、スーパーの『チラシアプリ』も利用しています。通勤途中でチェックして買う物や献立を考えたり、夫に買い物の指示を出す際に活用しています。アプリ利用者は購入時の各種ポイント優遇もあるので、上手く使えば節約にもなりますね。

ゴミ出し

出勤時間が遅い分、朝少し余裕のある夫の担当。ゴミ出しの為のゴミまとめは二人で分担。夫の分別間違いをチェックして分別し直す事と、リサイクル可能なゴミ(?)が綺麗に洗えているかのチェック等を私が良くしています。ゴミを出した後のゴミ袋のセットは夫が忘れる事もあるので、分担。ゴミ袋は買い物担当の私が買ってストック。

最初は私がまとめたゴミを夫が捨てに行くだけの状態からスタートして、今は私がゴミをまとめるのを忘れていても、夫が朝、自分でゴミ出しカレンダーをチェックして、出しておいてくれる様になりました。

【便利アイテム】『役所の公式サイト』で、ゴミの捨て方等を丁寧に説明したページがあったりするので、自分でも利用したり、夫にも自力でゴミの捨て方を検索するように伝えています。

私は現時点では利用していませんが、『ゴミ分別のアプリ』もあるようです。(ゴミ分別のPDFデータはスマホに保存してたまに確認しています)

年に一回各世帯に配られる『ゴミ出しカレンダー』は、すぐチェック出来るように、玄関にぶら下げてあります。もらい損ねた場合は、例年通りなら役所で配布もしていると思います。

食事

炊飯と皿洗いは基本夫の担当。皿洗いは夜寝る前にやらなくても良い事にしているので、だいたい炊飯と皿洗いを朝まとめてやってくれます。朝は二人ともあまり食べられないので、各自で適当にパンを食べたり、卵かけご飯を食べたり…、二人とも仕事のある日の昼食は外で食べているので、ご飯は三合炊くと二~三日持ちます。

食事の用意は、夫婦二人とも仕事の日は基本的に帰りの早い私の担当。夫は好き嫌いが多いので、面倒になったら「自分で食べたい物買ってきて良いよ~」と予算だけ伝えて夫の分は夫に買ってきてもらう事もあります。

夫が仕事休みの日は、最低一食は夫が用意するルール。つまり、週に二回くらいはメニュー決めや食材の購入も含め、夫が担当。私が仕事で夫が休みの日は夕飯を夫が作ってくれるので、私は帰り道ウキウキ。体調によって食べられない物がある時や、昼食とメニューがかぶりそうな時は、事前に伝えて、トラブルを防いでいます。

ちなみに、夫の主なレパートリーは、餃子、冷やし中華、麻婆豆腐、野菜炒め、豚肉の冷しゃぶ、焼き魚、揚げ物、ハンバーグ、お味噌汁、冷奴等です。焼くだけ、揚げるだけ、少し食材を買い足してパッケージに書いてある通りに作るだけのものや、包丁を使わなくても作れる便利商品を上手く取り入れて作ってくれます。私はあまりそういう商品は使った事がなかったので、最近は逆に夫の真似をして時短テクニックを身につけたりしています。

【便利アイテム】『惣菜・外食・テイクアウト』などは積極的に取り入れています。既に書いた通り、『冷凍餃子』とかの調理が比較的楽な物もどんどん使っています。『カット済みの野菜パック』も使います。夫婦二人暮らしだとその方が案外コスパが良かったりします。(※特に野菜が高騰している時)

夫に初めて「今日はサラダを作って欲しいな♥️」と頼んだ日に、カット済み野菜を買ってきて皿に盛って出された時、私は全てを悟りました。

調理にかける手間よりも、家族で一緒に楽しく食事する時間を大事にした方が良いのだと。

洗濯

夫婦で洗濯かごを分けてあり、自分の物は自分で洗うルール。

寝具とバスタオル等は、余裕のある時はお互いに相手の物も含め洗います。(ちなみに、バスタオル自体も夫専用、私専用で分けています)

アイロンはありますが、アイロンがけという家事は年に数回しか発生しません。(ワイシャツは二人とも着ない)

夫は洗濯物の干し方が雑なので、気になった時は、夫が洗濯物を干した後、干してある夫の洗濯物の皺を私が伸ばして形を整えたりしてひっそり手助けしています。皺を伸ばして干せばアイロンがけしなくて済むのに何度言っても改善しません……。夫の服は皺になりにくい素材の物が多いので、そこまで問題にはなっていませんが、タオル類の皺を伸ばしてくれなくて、しょっちゅうシワシワのまま棚にしまわれていたりするのが悩みどころ。

【便利アイテム】湿気のこもりやすい家の構造が気になったのと、梅雨時期の洗濯が面倒で、部屋干しに活用できる家電=『除湿機』(空気清浄機能付きで、お値段一万五千円くらいの)を買いました。

お風呂場の前の洗濯機も置いてある脱衣場に、突っ張り棒を使って部屋干しスペースを作り、そこに除湿機を置いています。

脱衣場は狭くなってしまいましたが、夕方仕事から帰ってきてから洗濯して部屋干ししても、除湿機を使えば翌朝までには洗濯物が乾きます。

天気も気にしなくて良いし、花粉もつかないし、下着を干すのに気を使う必要もないし、洗濯物を取り込むのも楽だし、洗濯乾燥機と違って衣類の素材を気にしなくて良いので、夫婦二人で「除湿機最高だわ」と話しています。

除湿機のお陰でお風呂場のカビも出来にくくなりました✨

ランニングコストとして、交換用フィルター購入費がかかりますので、その点も考慮しての購入をオススメします。

お風呂場の掃除

天井や壁や床や排水口のぬめり取りやカビ取り掃除は私がやっています。

浴槽の掃除と、お湯はりは夫が良くやっています。浴槽の蓋の掃除を夫が忘れがちなので、そこは私もやっています。

基本的に私はシャワーだけでも良い派。夫が湯船につかりたい派なので、自然とこういう分担になりました。

最初の頃は、夫が浴槽の掃除が上手く出来なくて、夫にお湯はりを頼んだら入れたてのお湯がちょっと汚れていたり、浴槽用の洗剤の香りが残っていたりして「うわぁ」となった事もありましたが、やんわり毎回その事を伝えていたら、今はだいぶ上手になりました。

排水口の髪の毛は夫もたまに捨ててくれますが、私が捨てる事が多いかなぁ。

トイレ掃除

どうしても男性である夫が主に汚す場所なので、このままでは喧嘩の原因になると思い、話し合いの結果、夫の担当になりました。夫がトイレ掃除をしてくれた後、絶対にやり残しがあるので、仕上げの掃除を私がしています。

あと、便座カバーを使っているので、その便座カバーは主に私が洗濯しています。

生理関連の物は私が自分で片付けています。

【便利アイテム】拭き掃除をした後、そのまま『水に流せる素材のトイレクリーナー』を使っています。いつでも気になった時にサッと掃除が出来てラクチン。トイレ以外の掃除にも使えて便利です。アルコールが含まれているシートは油汚れが落としやすいです。

水にとけるだけあって、少し破れやすい商品もあるので、そこだけ注意。

部屋の掃除

夫が結構掃除機をかけてくれます。夫は今のところ目につく所しか掃除出来ないので、部屋の隅の方や、照明の笠や、家電の裏側等、ひっそりと埃がたまっていく場所を私が主に掃除します。あと、掃除機のゴミ捨ても夫は忘れがちなので、私がやります。

冷蔵庫の掃除とか、たぶんまだ夫が家事の存在を認識出来ていない様な部分も私がやっています。小出しに「ここも掃除がいるんだよ~」と教えている途中です。

【便利アイテム】私の親がくれたご祝儀で『お高い掃除機』(六万円くらい?)を買いました。サイクロン式で、ハンディタイプやコードレスではないのですが、本体が三キロくらいと軽いので、私でも本体を持ち上げながら掃除機をかけて回る事が出来ちゃいます。隙間掃除用にノズルの先にライトがついているのも案外便利。埃が取れていくのが見えて気持ち良い~。

ダニセンサーがついているのも、ハウスダストアレルギー持ちの私には良かったです。購入時にキャンペーン中で無料でついてきた『お布団専用ノズル』に付け替えて、ダニセンサーが光らなくなるように丁寧にお布団に掃除機がけをすると、お布団が洗濯したての感触になる事には驚きました。

片付け

夫は特性上、物を使いやすい様に整理整頓する事が少し苦手です。私から見れば、効率の悪い片付け方をしている事があります。なので、片付けも、利用する時の取り出しも、どちらもしやすくする管理方法は、私が定期的に見直して、片付けのルール作りをしています。(片付けやすい家具を買ったりも含め)

物のしまい場所をコロコロ変えると、夫が覚えきれず大変な思いをするので、しまい場所が決まったら、基本的に変えない様にしています。もし変更する時は必ず説明します。冷蔵庫の中もある程度置き場所のルールがあり、夫が調味料や食材を見つけやすい様に気をつけています。

置き場所を変えていないのに、夫が「見つからな~い」と言い出したり、夫がいつもと違う所にしまって、私が探し回る羽目になったり(しかも、当の夫はどこに置いたか記憶がない)、そんな事もありますが(笑)

【便利アイテム】百均で事務用品の『ラベルシール』を買って、食器棚等に貼り付けて、何をどこに戻せば良いのか、わかりやすくしています。

貼る場所によって、素材をいためない剥がしやすいタイプのものを使ったり、濡れたりしても平気な保護シールがついているものを使ったりと使い分けしています。

まぁ、夫はシールが貼ってあっても、しまい場所を間違える時は間違えますが。やらないよりは良いですね。

夫の発達障害の特性を踏まえた家事の心得

・遠慮は無用

夫は無理な事は無理とはっきり言ってきます。無理なのではなく、単純に面倒なだけの場合も元気に断ってきます。拒否して良い事と、状況を考えたら拒否してはまずい事の判断が上手く出来ていないので、気軽に断っているだけです。悪気はありません。

夫に出来ない事ではなく、やってもらわなければ私が困る事なら、遠慮せずにしっかり説明してやってもらいます。

・指示出しは客観的な表現を使って明確に出す

曖昧な表現。いわゆる主観的な表現は極力使わない事です。

「少し、ちょっと、沢山、早めに、安いの」

みたいな表現は全部NGです。

「何個、何センチ、何グラム、何分、何円」

と、客観的な基準を使って伝えないと、失敗の原因になります。

意外と落とし穴だったのが、買ってほしい物の写真をLINE等で送って指示を出すと、夫が違う物を買ってきてしまう事が多かった事です。

夫は視覚情報の処理が苦手です。写真の中の重要事項を強調して文章や口頭で伝えるとミスが減りました。文章も視覚情報なので、夫が見やすい様に、改行したり句読点で区切ったりと、書き方に工夫が必要ですが。

・購入するものは、耐久性重視

例えば、普段使いのお皿はプラスチックや強化ガラス等、割れにくい素材のものや、洗いやすいシンプルな作りのものを買う様にしています。夫はどう頑張ってもガチャッと手が滑ってやらかしてしまう事があるので、そういう時に割れやすいお皿だと一発でアウトです。お皿を割ってしまったりすれば、夫も私も落ち込んで良い事がありません。

スマホも、防塵防水仕様で、良いスマホカバーを買ったり画面に割れ防止のシールを貼ったりして、うっかり落としても大丈夫な様にしています。

腕時計も同じく、壊れにくさ重視で購入しました。

プラスチック素材の見た目の安っぽさが気になっても、丈夫な分お値段が少し高くても、耐久性を考えて購入するのが一番です。

夫は物をなくす事はあまりないので、お値段が少し高くても長く使えれば元は取れます。

・喧嘩の元を作らないand喧嘩の原因をそのままにしない

喧嘩の原因になっている、改善可能な状況があるなら、一つずつ根本原因を潰して回ります。同じ事で何度も同じ内容の喧嘩をする必要はないですもんね。

夫が置き場所を間違えるなら、置き場所自体をもっとわかりやすく変えたり、物を壊すなら、壊れにくい物に変えたり、使いにくい道具は買いかえたり等々。

日々、改善を重ねています。


以上、ざっとですが、よそのお宅はどうしているのかなぁ……なんて思いながら、我が家の家事分担の状況を書きました。

(夫の洗濯物の干し方は本当にどうにか改善していきたいなぁ……)

夫いわく、取り分は8(私)対2(夫)という事なので、もしも夫の事を話題にしたnoteでサポートしてくださった場合は、夫にもきちんと分けます。「分け前はまだですか! 先生!」と笑顔で言われる今日この頃です。