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洪水ハザードマップの色が薄いと安全!?

写真は昨年の台風19号が通過した後の多摩川です。
中々凄い色してます。

「ハザードマップ」という言葉、一度は聞いたことがあるかもしれません。

7月の熊本県を中心とした豪雨でも、ハザードマップの浸水範囲と実際の浸水範囲がかなりよくあっていたという話、ニュースをご覧になった方もいたと思います。台風の本格的なシーズン到来前に一度は見ておきたいものですね!

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おはようございます、あじさいです。
関東は梅雨明け以来青空が続いていますね。
青空を見ていると、豪雨被害もマスクの生活も一瞬忘れさせてくれる魔力があるなぁと思います。

さて、なぜに「ハザードマップ!?」と思われる方もいらっしゃるかと思いましたが、最近、伺った話で「そうか!」と思った話があったのでお伝えしたいと思います。

ハザードマップに関する記事はリンクから!
5分以内で読めます🎵


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ある日の会話

ある日、zoomでゆるくお茶会をしていて、その際に防災のちょっとした疑問や知りたいことを会話の中で聞いてみました。

とてもお世話になっている友人(このnoteを作る一歩を踏み出させてくれた方のひとり)が海と川に近いところに住んでいまして、洪水や津波気をつけたほうがいいなぁという話をしていました。

以下 あじさいは「あ」、友人は「友」

あ「ハザードマップマップって見たことあります?」

友「あるよー。」

あ「ハザードマップどうでした?危険な範囲に入ってました?」

友「危険!?たしか洪水が色が薄い範囲かなぁ。
うん安全そう。」

!!!!!

あ「それは安全ではなく危険な範囲!!!」

そうか、なるほど。色が他の地域に比べて薄い
→相対的に安全と認識してしまうのか!

正確な場所を私も知らないのできっと30~50cmの浸水かとは想像しますが、その深さの洪水だと逃げるのが困難。まして、ペット、愛しの家族と一緒なら!


さいわい1階には住んでおらず、引っ越しを将来的にしようかなあということなので、もう少し高層階に住むか、海と川から少し離れたところに住むかをおすすめしました。

大切な家族を複数匹連れて逃げるのはとてもじゃないけど難しいです……。

浸水深さと避難の難しさ

なんとなく、浸水の深さと避難の難しさがリンクしていないのかなとも思いました。

ちょっと、想像できる方は読みながら想像してみてください。

高さ50cmまで水で埋まる。

膝くらいの高さですね。
プールや温泉の感覚なら、そこまで水位が高くない感じるかと思います。


はい、そのプールや温泉で歩いたり、走ったりしたとしたらどうでしょうか?

水の力で前に進みにくいですよね。

さらに、前から水の流れが働いたら?


もう歩けません。
水の力で押されてしまいます。

さらに大雨で視界が悪く周りが暗かったら?

一寸先は闇状態……。

洪水の中で避難するってこういうことです。

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下の図は国土交通省からの引用ですが、左図のように人間のすねくらいの高さで、約50%の方が避難が困難になります。ふとももで85%の方が避難困難になります

右図のように大人でも深さ50cmの浸水で氾濫の流れが0.7m/sでも避難困難になると言われています。

出典:国土交通省

ちなみに、最近の洪水ハザードマップには浸水深さがイメージしやすいように図が掲載されていることもありますが、なかなかそこまで見ないのかもしれません。たしかにイメージがわきにくいんですよね💦

ハザードマップに動画のURLとかついていたら、見てくれるのだろうか?

そのうち、VRハザードマップ的なものもできたらとも空想します……。すでに開発されているのかなぁ。

本当に何気ない会話の中の一コマでしたが、大切な気づきを与えてくれた友人に感謝でした。

最後までご覧いただきありがとうございました!

あじさい

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