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インドのおっちょこちょい(ショートショートnote杯)

「どうしても食べたいというのか?」
「ええ、どうしても食べてみたいんです!」
「食べるためならどんなことでもするというのか?」
「私はそのためにインドまできたのですから」
「わかった。そこまでいうのであれば作ってやろう。伝説のカレーを」
「やった! ありがとうございます! どんなことでも協力します!」
「もともと材料が手に入りづらいことがネックだったからな。お前が全面的に協力してくれると言うのならばいくらでも作ってやろう」
「そうなんですか。いったいどんな材料が必要なんですか?」
「もちろん通常のカレーに使うようにスパイスなども使う。しかし最も大事なのは肉だ。肉は――タン、つまり舌を使うのだ。それも、人間の舌をな。昔は罪人のものを使ったが、流石に最近はやかましくなり手に入らなかった。自ら進んで提供してもらえるとはありがたい。ああ心配する必要はない。お前には味はわからないかもしれないが、旨さは私が保証しよう」



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というわけで「インドの」×「おっちょこちょい」でした!

はたしてこれはおっちょこちょいなのか? という疑問には目をつぶらさせていただきました(笑 順番逆にすると言うことも少し考えたのですが、「の」がインドについているし、某国を擬人化したマンガが頭をよぎってしまったのでやめました。

あしたは「君に贈る」「読書」です。
「君に贈る」も公式のお題の中にありましたね。もっとバラけてもいいと思うんだけどな。


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「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)