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『デザイン』に関係する漫画3選【レビュー】【漫画】

世の中には沢山デザインに関連する漫画があります。

デザインそのものをテーマにした漫画から、デザイン会社が舞台のもの。学生の立場からデザインを志すもの。そんなデザインに関連する漫画を3つ紹介します。


■戦うグラフィック。(西野杏)

現役デザイナーが描く、商業デザインに関する漫画です。

クライアントの要求をどのように捉え、どのように答えるのか。
真正面から力で押すこともあれば、時には裏から手を回してみたり。現役でデザイナーをしているからこそ知っている、現場の考え方や臨場感を味わうことができます。

絵につたないところがありますし、私の好みからすればやかましいと感じるページもあります。しかしデザイナーの『お仕事漫画』として、これだけ直球を投げてきた漫画はあまりないのではないでしょうか。

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逆に言えば、デザインのお仕事をしている人は、読むだけで仕事をしている気になって鬱々する可能性もありますのでご注意ください(笑

単行本は既刊1巻です。


■午前3時の無法地帯(ねむようこ)

そういえばこれもデザイン会社の話だったな、という一作。

「無法地帯」としては既刊3巻。
続編として「午前3時の危険地帯」があり、舞台は同じです。

デザイン成分はそれほど多くないのですが、場所は腐ってもデザイン会社。ねむようこさんは昔パチンコ専門のデザイン会社に居た、とのことなので、これも実体験が抱負に含まれているのでしょう。様々な罵声が飛び交っています。

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「BeeTV」にて本田翼さんの主演でドラマ化された人気作品でもあります。

個人的にはねむようこさんの描く線が好きで、あっさりすっきり、かわいいキャラクターがそこに描かれているのを見ると、それだけでいつも興奮します。

主眼は恋愛ですが、大好きな作品なので皆様も一度手にとってみてください。


■星明かりグラフィクス(山本和音)

美大のデザイン課に所属し、デザインの才能はピカイチだけど潔癖症で人嫌いの主人公「吉持 星(よしもち せい)」。そしてもう一人の主役が、コミュ力と上昇志向の塊、美術学科の「園部 明里(そのべ あかり)」。

この二人によって巻き起こる青春ドタバタ劇です。既刊3巻。

連載元はハルタで、ハルタらしいレトロな絵。
最初読んだときは、その絵にはちょっと気圧されました。しかし慣れてくればむしろ愛らしいし、コマ割の妙なのか非常に読みやすい。これが初コミックのはずですが恐るべき才能です。

単なる大学生らしい青春話としても面白い。
でもそれだけで終わらせずに、随所に「デザイン」というテーマを描きたい、取り込みたいという意思が見え隠れするのが、一介の漫画との違いを生み出しています。

単行本の装丁がすごい凝っていて、表紙は普通ですが、ページを1枚めくるとそこには主人公の使うパソコンのキーボードが。そして表紙自体取ってしまうと、つるつるしたメタリックなパソコン外観のようになっています。(ロゴマークは欠けている洋ナシ?かな)

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そんなところもデザインに対する意気込みを感じる一作です。


■まとめ

私が知らないだけで沢山あると思うのですが、デザインに関する漫画で好きなものでした。最近は無料で冒頭読めるものも沢山ありますので、お試しのつもりで気軽に手にとってみてください。

あ、ブックオフのセールは4日までですよ(回し者



#コンテンツ会議 #漫画 #デザイン #レビュー #マンガ #戦うグラフィック#午前3時の無法地帯 #星明かりグラフィクス #推薦図書

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ソリはソリでもしっぽに毒のあるソリは?
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男の子2人に振り回される日々。『漫画』と『音楽』が好きです。会社と役所の間で主に事務をしてます。『エッセイ』『小説』『レビュー』など好き勝手なことを書いています。東海地方住み。諸事情によりキノコタケノコ論争にはのっかりません。
コメント (4)
「午前3時の無法地帯」めちゃくちゃ良いです…。近い業界にいたのでこみ上げてくるものがあります。紹介有難うございました。
>ベタココッテさん 
ねむようこさん大好きで、どの作品も最高ですが、この午前3時がやっぱり一番いいなぁって思います(*´ω`*)絵がいいし話もいい。うまいこと琴線に引っかかったなら幸いです(*´ω`*)
学部時代、下宿の近所に美大がありました。なので時々、コンビニのコピー機でスケッチブックを複写している「キラキラした」美大生たちを見かけていました。その子たちのその後が……と思うと、実は我と同類だったのだなぁ、としみじみ親近感。
>舶匝(はくそう)さん 
入るのも大変なのに、その道で食べていくのは余計大変とよく聞きますね。しかし、ちっとも関わりのない私的には、未だに憧れのキラキラ生活でもあります(笑
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