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時代は「草食系」から「ぬけダン」へ【#マンガの話がしたい】

先日、X(旧Twitter)にてこんなマンガが流れておりました。

男の子が好きなアイドルは、じつはすぐ隣にいる女の子。でも全然気がついていないから平気でほめたりする。女の子はうれしいけどはずかしい複雑な心境。早く気づいてあげてよ、と背中を押したくなる男の子のちょっと抜けた感じが愛らしいマンガでした。

そして読んでいるうちに、最近こういう男の子が出てくるマンガ、たくさん読んでる気がするぞ、と気がついたわけです。

たとえば、『矢野くんの普通の日々』『女の園の星』『8月31日のロングサマー』『白山と三田さん』なんかもこの系統でしょうか。あ、あと『正反対な君と僕』もかな。

物によってブレや個性はありますが、どの男子も基本的にはあまり表情をあらわにせず、理詰めで生きているタイプ。コミュ力が高いかと言われたら、むしろ低めで、どっちかというと周りから少し浮いていることも。

でも好きになったときは一途だし、意外と素直にそれを表してくれる。そんな「ちょっと間の抜けた男子」が流行っているのではないでしょうか。


ひと昔前は、恋愛に奥手な「草食系」という言葉が流行になっておりました。当時、草食系の名前を冠したの男子が出てくるマンガもひととおり流行ったような覚えがあります。
ここにきてまた新しい流行が生まれてきているんじゃないかな。ちょっと間の抜けた男の子、「ぬけダン」が大きな流行になりつつあるんじゃないかな。そんなことが頭をよぎったわたしなのでした。

自分で勝手に言葉作っておいてなんなんですけど、「ぬけダン」って、あやうく下ネタっぽい語感ありますね(爆 
理系っぽい感じが多いから「リケダン」にしようかとも悩んだんですけど、理系かと言われると理系じゃない。まあ間が抜けている感じはあるから、「ぬけダン」でいいか……なんて。「陰キャ」だとちょっと違う気もするし。


ところでこれって、結局、恋愛における男女の立場が平準化しているってことでいいんでしょうか?
要はその、男がグイグイいくばっかりじゃないとか。でもラブコメの男は基本的にむかしから奥手は奥手だから、そういう解釈は違うなぁ……。少女マンガのラブコメも調べてみましょうか。


#マンガの話がしたい #男の子 #マンガ #マンガ感想文 #エッセイ #コラム #イチオシのマンガ

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