自分に先ず与える

「受けるよりも与えることが大切だ」

「惜しみなく相手に与えよう」

そうやってぼくたちは教わってきたよね。

たしかに、

自分が誰かに親切にしたり、

なにかをしてあげることによって

はじめて得られる感動はあると思う。

受ける側ではなく、与える側になって、

はじめて気づく感情体験もあると思う。

でもね、「与える」ってことは、
自分の中にそれが無いとできんよね。

自分の中にそれがあるからこそ、
相手にそれが提供できるんだよね。

もし、それが無かったとしたら

自分の中にないものを、

どうやって相手に与えるんだって話だからね。

自分の内面に存在しない「喜び」を、

どうやって相手に伝えるんだって話だからね。

どんなに与えたくても、伝えたくても、

自分の中に無いものはアウトプットできんわね。

だからこそ、

「自分を喜ばせる」ということについて、
手を抜いてはならないと思うんだ。

これは相手を無視して、

自分さえよければそれでいいということではなくて。

相手をを理由に自分を蔑ろしてはならないということ。

たっぷりと、「自分を喜ばせる」必要があるし、

それは結果として、「相手に与えること」になる。

自分を喜ばせることに躊躇していると、「喜び」は循環していかない。

「受けるよりも与えることが大切だ」というのは、

「先ず自分に与えることが大切だ」ということを、忘れないでほしい。

自分を犠牲にして、相手に喜んでもらう。

という、

LOOSEーWIN的な発想ではなく、ちゃんと自分を喜ばせること。

「自分を喜ばせる」ということについて、手を抜いてはならないのだ





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