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死ぬまで悪あがきするんだ

テニス歴は30年を越えた。全然うまくならないけど、試合に出るのは好き。いや、生き甲斐。

高校時代はインターハイに届かず。大学時代は鳴かず飛ばず。でも好きでずっとやってきた。健康のために、とかいうつもりはない。うまくなりたい。

39歳の時に一度だけ全国大会に出たことがある。目標だった全国大会出場が叶って、人生に彩りが加わったと思った。最高の気分だった。試合が始まるまでは。
夢にまで見た全国の舞台で、地に足が着かず頭が真っ白になった。そして、あっけなく予選リーグ全敗で幕を閉じた。人生に加わったと思った彩りは、あっけなく無色になった気がした。

あれから5年。
もう一度全国の舞台に立ちたい。いや、出るだけじゃない。1勝したい。
何年かかってもいい。ベテランテニスは年齢別なので、死ぬまで目標に向かっていける。いつまでも悪あがきできる。
私は飽きっぽいけど、とことん諦めの悪い男なのだ。

世の中には星の数ほどテニスがうまい人がいる。その人たちに較べると、自分は下手の横好きだろう。

それなら、『最強の下手の横好き』になろう。諦めなければ良いことがあると信じて。

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