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4:58起床。

天気は晴れ。
朝陽はもう上っている。
光の触手が、縦に伸びている。

昨日見た夢。
どこかのオフィスで、
なにかの商品会議をしていたら、
突然、ゴジラ登場。
ゴジラどころか、ガメラにモスラに……
多種多様な怪物が登場した。
僕、というかその場にいた僕らは、
逃げて逃げて逃げるんだけど、
最後は、
突如出現したブラックホールに呑まれ、
塵になって、砂になって、
消えてしまいましたとさ……。
……どうも、ありきたりすぎる。★1。

体の調子はいい。
昨日、眠くなってから眠ったからかな。
当たり前のことかな。

さて。
今日も今日とて書くことがない……と、
いいたいところですが。
今朝は、ほんの少しばかり、
僕の遊びに付き合ってくれないでしょうか。

遊びだって?
こっちにそんな暇はないんだよ。
まだ平日も平日、
華すらつかない木曜日だってのに。
そんなことに付き合ってられるかい、
ばーろめい。
そうおっしゃる方も、
いらっしゃるかと思いますが、
まあまあ、そう固いことはいわずに。

遊びっていっても、大したことじゃあない。
この酔っぱらいを見物する。
ただ、それだけのことでさあ。

なにい、貴様こんな朝から、
飲んだくれてるってのか?
いえいえ、そういうことではありませんよ。
なんせこの僕は、
酒は1滴も呑めない、
下戸のなかの下戸でさあ。
ゆえに、しらふでしかいられない、
なんとも悲しい境遇なんですよ。

だがしかし。
なんでもイスラム教は、
教義により飲酒は禁止されているが、
天国にある酒であれば、
いくら呑んでも酔わないそうで。
そういう酒ならば、
僕でも呑めるんじゃないかあと、
天国から少しばかり拝借して、
こうして空想上で呑んでいるわけです。

いやいやその酒は、
1ガロン呑んだところで酔うはずがないと、
いったばかりじゃあないか。
ははは、いえいえ僕はですね、
たとえアルコールなど摂取しなくても、
呑み屋の暖簾をくぐるだけで、
酔ってしまうような人間なんですよ。
ゆえに、
それが『酒』と名の付く液体であれば、
泥のように酔っぱらうことなど、
僕には造作もないこと。
自慢できることじゃないって?
ははあ、たしかに。

まあまあ、そんなこといわずに、
1杯酌み交わしましょうや。

いやいや、
これから仕事だから、未成年だから……。
ははっ、大丈夫さ。
この酩酊は、むしろ体にいいくらいさ。
アルコールなんて魔物は、入ってないしね。
それに、
愉快であることは、なによりの薬になる。

……おっ、いい呑みっぷりだね。
そうこなくっちゃあ。
なんせ、天国でもとびっきりの酒だからね。
お天道様だって、
見とがめるどころか、涎をたらしているさ。
おっと、水をこぼしそうになっちまった。

……なになに?そろそろ時間だって。
もう少し、この酩酊に浸りたかったが……。
しょうがないね。

ああ、金ならいいよ。
なんせ、この酒はくすねたものだしね。
さあさあ、行った行った。

ん?僕かい?
まあ、あと1杯呑んだら、後を追うさ。
僕だって、予定という予定が、
たっぷりと待ち構えているからね。

ではでは、さよならだね。
こんな猿芝居に付き合ってくれて、
どうもありがたう。

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