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5/16

5:36分起床。

今朝も晴れ。
とても、憎らしいくらいに。
……別に憎くはないんだけど、昨日暑かったから。

昨日見た夢。
文化祭とか学園祭で上映するらしい映画の撮影をした。
(僕自身はもういい年だけど。)
僕は、キャストの1人だった。
初登場時は男子の制服を着ているのに、
撮影現場で着た衣装は女性ものだった。
これは、まぎれもない僕の夢なんだなと思った。

体の調子は、わりといい。
『わりといい』って、てきとうなことばだけど、
少なくとも、今日も生きていけるくらいには、調子いい。

とはいえ、今日も食欲は無い。
また牛乳飲むか。

昨日、スタバの新作を頂戴した。
流行を追いかけるタイプではないんだけど、
なにせ、その新作の名前が「プリン アラモード フラペチーノ」だ。
これは口にせざるを得ないと思い、せこせことスタバに足を運んだ。

スタバは人でごった返していて、
平日の夕方だったので、学生が多かった。
レジの前もなかなかの列だったけど、それに怖気ることなく最後列に並ぶ。
そして、見渡す限りではお目当ての新作を手にしている人が多かった。
わざわざ発売当日を狙うなんて、東京の人みたいなことやってるな。
……僕って『東京の人』に対する偏見があったのか。
これはよくないことだな、なんて思っていると、順番が回ってきた。

僕は、甘いものが苦手だ。
正確に言うと、得意じゃない。
……いっしょか。
たまにふらっとスタバに寄ったときも、
決まって「キャラメル フラペチーノ」を頼む。
あれは、ほどよい甘さで飲みやすい。
「甘いものが苦手なら、コーヒーを飲め」って?
残念ながら、僕はコーヒーも得意じゃない。

それで、本題の「プリン アラモード フラペチーノ」。
べったべたに甘かったらどうしようかと思ったけど、そんなことはなく、
想像していたよりずっと飲みやすかった。これも、ほどよい甘さだ。
ミックスフルーツのクラッシュゼリーとカラメルソースも相まって、
「ああ、これはプリンアラモードだ」とうんうん肯きながら味わった。

僕は、プリンアラモードには思い入れがある。
昔はよく、何かいいことがあったときには、
母親がプリンアラモードのあるカフェに連れていってくれた。
1Fが美容室で2Fがカフェになっているところで、
よくある構造なんだろうけど、当時の僕には秘密基地みたいに思えた。
お目当てのプリンアラモードは、
大きな平皿の中心に小ぶりのプリンが鎮座して、
それを彩るように、とりどりのフルーツが周りを囲んでいた。
子どもの僕には、これ以上のごちそうなんて無かった。

それに実家では、子どもの誕生日には、
ケーキに加えて、お手製のプリンアラモードまで用意された。
飾り付けは、自分でする。
3個入りのちっちゃなプリンに、果物の缶詰に、ホイップクリーム。
プリンのてっぺんをホイップクリームで飾り付けて、
最後にちょんとさくらんぼを乗せる。
この儀式をすることで、完成だ。

今では、コンビニで売ってるような大きめのプリンも、
スタバの「プリン アラモード フラペチーノ」も、
親におねだりせずとも自分で買えるんだけど、
子どもの頃にごちそうだったものは、今でもごちそうなんだなと、
『新作』というどこか矛盾したものを啜りながら、僕は物思いに耽った。

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