着実に、本気で。世界を変えていた「変なおばさん」
2082年✗月。神奈川県のとある家はなにやら賑わっていた。
老若男女問わず出入りしていて、楽しい音楽と話し声とおいしそうな香りがする。人々はそれぞれお得意の芸や食べものなどを持ち寄っていて、隣の人と笑いあっている。看板には『じゃぁな! フェス』。
「何のフェスですか?」と端っこにいる人に聞いてみると
「これね、お葬式なんだよ」
「え?????」
「そして、ぼくたちは本人が一番喜ぶ形でお見送りしているのさ」
こんな形を望むのも変な人だけど、それをやっちゃうのも変な人たち