見出し画像

番外編.Rちゃんとの再会—ごめんなさいの理由が言えない②


僕たちはとりあえず居酒屋に行くことにしました。ご飯を食べてお酒を飲んで仕事の話をし出した時、僕は風俗のことなんか全然知らなかったからRちゃんの話に興味津々でした。

「こうやってお客さんの上に座って胸を押しつけてね〜」

見たことのない世界の話。僕は身を乗り出して聞き入ってました。するとRちゃんが突然、

「ねぇ、たいにもしてあげるからちょっとホテル行ってみない?」

と言いました。興味本位で「うん」と言う僕を見ると、Rちゃんは居酒屋の会計を一人で済ませ、僕の手を引いてホテル街へ向かいました。

小さめの繁華街にこじんまりとあり続ける昔ながらのラブホテル。『そういえばRちゃんはあの夜、僕を待っててくれたんだよね…』Kさんの言ってたことを思い出して、僕はちょっと思い出して自意識過剰になっていたんだと思います。

そんな僕は少し申し訳ない気持ちと、今もRちゃんの気が…もしそうだったらどうしよう。そんなことを考えながら、誘われるがままついていきました。


その時の僕はきっと他人から見れば、『あの子、もしかして男なのに彼女を誘う勇気がないの?(笑)』とか、『女の子にそこまでさせるって最低だな』って思われていたのかもしれません…。


僕はお気持ちだけでも十分嬉しいのです。読んでくださってありがとうございます🥰