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【ブログ】OT:初めての遊び提供

あ~全然ブログを更新していなかった~。

まあ、いっか!(笑)


ゴールデンウィークは仕事がお休みでして、
昨日やっと一週間ぶりに働きました!

昨日は初めて私が提案する「遊び」をさせてもらった!

提供した「遊び」は、対象1名の子どもにせいぜい10~15分間だけなんだけど、まさかの、ほんとに漫画のようにピキーーーンッて感じにフリーズしたことがあったの(笑)

これは自分の中で大切な成功の基となるネタなので、記録用にブログに書こうおと思った。


以前このブログでも書いたけど、
https://note.com/aitukieri/n/nc49698c0f033

「遊びの作業療法では、①子どもの身体能力に合った内容、②こちらが引き出したい能力や感覚に寄せた内容、③子どもが興味を持つ内容、これが一つに揃った遊びをしないといけない。」

この考え方は、私個人が感じたものなので、絶対にこの3つが必要!ってことではない。もっと必要な要素はあるだろうし、実はそんなに考えなくてもいいかもしれない。

ただ、遊びは、作業療法士が引き出したい運動ばかりを押し付けても良くないし、子どもが中心でやりたい放題させるだけでは経験や獲得に繋がらないということ。


準備としては、
遊びの難しさを感じていたから、その場で遊びの難易度や種類が変えられるように3つくらい簡単なものから、「これはやってみてほしいな~」という大人がいるから挑戦できるようなものを用意してみた。

そもそも対象の子どもと会うのは4回目程度。
まだ信頼関係が十分じゃないから、怖がられたり不審がられたりしないように馴染みやすい遊びから…!とも考えていた。

また、直前の2~3分で先輩OTさんから遊び場のセッティングをしておくように伝えられた。遊び道具や物品をそそくさと準備した。



いざ、本番!ドキドキ・・・

子どもと笑顔で挨拶ができた!
あらかじめ準備しておいた1つ目の遊びを端的に説明して、受け入れてくれた!
よし!しっかり楽しませながら、アプローチをしていくぞ!

と、思いきや、ものの1~2分、、、、

『先生として遊びの主動と子どもの安全確保で、目も手も口も頭も、全部もっていかれてる!?
あれ?子どもの表情と目と手の動きしか見れてない!
私はこの子のどこを伸ばしたくて遊びをしているんだっけ?
思考も行動も全然、ま、間に合ってないぃぃぃ…!!』

・・・

実践は想像を遥かに超えて、やるべきことや見るべきポイントがいっぱいで、また全く付いていけなかった。

でも、子どもが受け入れて遊んでくれたからまだ時が止まらずに済んだのね。ありがとうね。


気を取り直して、2つ目の遊びをやっていこう!
次の遊びは狙いたい運動やポイントがあるから、やってみてほしいな!と期待して、サクッと説明するが、反応はイマイチ。良い顔しない。

あれ?分かりにくかったかな…

先輩OTさんが「実際に先にやって見せてあげて」と助言してくださり、
私が実際に遊びの見本を見せてあげた。
そのあと『これ、やってみて欲しいんだけど、できるかな?』と聞くと、


「できない、やらない」と、そっぽを向く。


ーーーーーーーーーーーーーーっ!?


完全にフリーズしました。

『そんなに難しい遊びだったかな?じゃあ次の遊びは何をしたらいい?
私が考えている最後の1つはこれより難しいんじゃない?
何て言えばいいの?どうしたらやってくれる?もうやめた方がいい?』

全く動けませんでした(泣)


すかさず先輩OTさんが声を掛けて、子どもと一緒に3回くらいはやってくれましたが、私の心身を凍らせた氷は溶け切らず。(涙)

ほどなくして私の持ち時間は終わり、先輩OTさんと交代。
私の初めての遊びは、「フリーズする」という事件で呆気なく惨敗。



業務後、先輩OTさんに自分の感じたことや予測した反応とその違いなどを話した。もちろん、素早く救いの手を出してくれたお礼も。

対象の子どもが「できない、やらない」と見ただけで断ったことについて、先輩OTさん曰く、今回の遊びは今までやったことのない姿勢での遊びで、自分の体がどう動くのか、しかも物を介した遊びだったから余計に分からず、不安が強くなったのではないかとのこと。


手足の動きや筋力などの運動機能の面ではできることでも、自分の体をどのように動かせば良いのかなどのボディーイメージが伴っていない。

発達障害の子たちは、うまくできない期間が長いため失敗経験が多い。
だから、失敗したくないために自分の得意なパターンやこだわりが強くなったり、失敗を避けようと拒否的・否定的になったりすることがあるそう。


運動機能を中心に遊びを組んでしまったことや、伴っていない能力を直視させて避けることしか選択できない余白の無い遊びを提供してしまったことは反省だったと思う。

しかし、「できない、やらない」では社会で置いてけぼりになることがある。

子どもたちの未来のために難しいことへの挑戦や支援を、私たちはしていかなくてはいけないんだと感じた。


今度はフリーズしないように、せめて楽しめたり挑戦したくなったりするような声掛けや演出ができるようになろう!

この事件を忘れないように(笑)ブログ書けてすっきり!




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