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『自分の取り扱い説明書』を書いてみたら、人生というゲームの主人公気分になれた

仕事のことや体験談ならば筆が進むのだけど、自分の内面に向き合う文章はあまり得意ではない。

でも、書かずして自分と向き合うこともできないだろうなとも思うので、こうしてパソコンに向かっている。

自分のことを知るために、「取り扱い説明書」をつくってみるのが良いとおすすめしてもらった。

今年からパーソナル編集者をお願いしている、みずのさんからだ。

もとは爲末大さんが提唱されているとのこと。

どうやら、主観と客観を織り交ぜてつくると良いらしい。

自分を知るということは簡単に思えますが、難しいことです。まず自分を知るということには二つあります。自分自身が何をしたいかを知る(興味、ビジョン)、自分自身がどう見えているかを知る(客観視、他者から見えた自分)です。

今朝、どうしようもないことで心が乱れた。

思い通りにならないことにイライラして、取り繕っていた感情が溢れ出てきた。

果たして私は、わたしをうまく取り扱うことができているのだろうか。

そんなことを思いながら、夜になり、取り扱い説明書を書くことにした。


わたしの取り扱い説明書

「強み」

①息を吸うように「つい」やってしまうことは何か
→アドバイスやブレスト。着想の資質が強いので、「こうしたら良さそう!」がたくさん出てくる
②かけた労力に対して「意外に」他者から感謝されることは何か
→言語化。ボキャブラリーを褒めてもらえることが多い
③自己評価と他者評価で一番ずれているものは何か
→サバサバ具合。正確に言うと、無頓着なことと執着することのギャップが激しい
④どうしても克服できない弱点は何か
→地図を理解すること、説明書を読むこと、事務手続き

「集団」

①大きな空間でどの位置に座りたがるか
→1番後ろの出口に近いところか、1番前の端っこ
②心地よい会食の人数は何人か
→2人から最大4人。サシ飲みが好き
③楽しくなさそうにしている人が気になるか
→あまり気にならない。できれば楽しい時間を提供したいが、同時にそういう気分の日なのかなと思う
④誰かと話をしている時、後ろや横の話は聞こえているか
→結構気になる。あまりに目の前の会話に集中できないと、席を移動することもある
⑤自分のボスの癖を三つ説明できるか
→できそう(いまはボスがいないけれど)
⑥カウンターに座るのと対面どちらが心地よいか
→圧倒的にカウンター!

「コミュニケーション」

①自分の話の途中に割り込まれることは気になるか
→少しは気になるが、流れに身を任せる
②何かに没頭している時に話しかけられるとどの程度嫌か
→嫌というよりも聞こえない。無意識で返事をしてしまう時があり、困っている
③権力が上の人間と、下の人間と話をしている時自分の態度はどの程度変わるか
→変わらないと思う。「時には長い物に巻かれることも大切です」と通知表に書かれたくらいには(笑)
④子供と話すのは好きか
→1対1で話すのは好き。他の大人がいると話せなくなる
⑤相手に対し通じる単語に置き換えることは頻繁にやるか
→仕事をする上では意識しているけど、あまり得意ではない。英語の方がしっくりくる言葉も多いけれど、親にカタカナが多いと注意されてから気をつけてはいる

「欲」

①誰にも言えない欲しくてしょうがないものは何か
→甘やかしてくれるお兄ちゃん的存在。どこまででも行ける航空券
②権力と影響力のどちらが欲しいか
→今世ではやりたいことに対して「影響力」が欲しいけど、来世があるなら、変えたい社会制度がいくつかあるから「権力」
③羨ましいと思う相手が持っているものは何か
→思考力、根拠のない自信
④欲しいと思った時素直に言えるかそれとも言えないかまたは言い換えるか
→本当に欲しいものは言い換えていそう
⑤何かをあげてお礼を言われなかった時どの程度いらいらするか
→いらいらしない

「テリトリー」

①自分のものが勝手に使われた時に気になるかならないか
→なる。好きな人ならOK
②浮気されたとき、恋人と浮気相手のどちらにより怒りを覚えるか
→どちらも無理
③たまにちゃんと生活できているか心配をする相手は何人ぐらいいるか
→5人くらい
④家に友人を招いたとき、友人が勝手に別の友人を連れてくることは許容できるかできないか
→許容できる日とできない日がある。相手の事前情報はもらいたい

取り扱い説明書の編集後記

なかなかしっくりこなくて(特に「強み」と「欲」)、3日くらい時間をかけて考えた。

5つのジャンルの24個の問いに、私らしさはあるのかな。

と思いつつ、他の人の取り扱い説明書を読むと、確かに「違い」も「らしさ」もある気がする。

まだまだうまく自分のことを取り扱うことはできていないけれど、それでもこの人生の主人公は「わたし」だ。

主観と客観を織り交ぜて、日々の中で少しずつ自分を解っていこうと思えた。

大人になってからの「人生ゲーム」楽しかったな

まったく知らない人の取り扱い説明書を読むのもおもしろいし、知っている人なら尚おもしろいかもしれません。

もしかしたらいちばん取り扱いが難しいかもしれない、”自分の”取り扱い説明書を書いてみませんか?

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あい|ふたり広報
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