紛れも無い経営者

4月からの移民新法案に賛成か反対か、という愚問には
そういう次元の話ではなく、この世界の動きに対して日本はしなければならないことだ、と仰った。
圧倒的マクロな視点。
ごもっともだと思った。

なぜ教育事業にされたのか、という愚問には、
彼はこう答えてくださった。

日本の未来に、辟易していた。
元から、ロンドンの大学への進学を希望していた、と。

既存の制度を変えていくには、現場を担うことになる人を変えていかなければ、意味がない。
だから、人を育てたかった。
お金とか関係なく、必要性を感じていた。

とのことだった。

一言一言が、胸に刺さる、ささる。

わたしには、何の力もない。
返せる価値も、存在だけで価値である社会的地位も、何もない。

フリーランスとか個人事業主だとか、かっこつけてるけど、
所詮一個人にすぎない。
一プレイヤーが、もがいているに過ぎない。

漠然と、こんな人になりたいと思った。
心の底から思った。

人を接待し、会話を弾ませ、和ませ、場をうまく回す一流の営業マンであり、ホストであり、学芸員であり、ガイドであり。

紛れも無く、経営者だった。

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